花見

「サ」は田の神をさす。
「クラ」は座の意味。

すなわちサクラとは田の神が美しい花となって姿を現したところということです。
神が宿る神聖な木なのです。
古代の農民は桜の木にお酒や料理お供えをして、豊作を祈り、宴をしました。
これが「花見」の起こりです。

春雨に 争ひかねて 我が宿の 桜の花は 咲き初めにけり(万葉集)
花見にと 群れつつ人の 来るのみぞ あたら桜の とがにはありける(西行法師)

和歌に見られるように奈良・平安時代には花の宴が持たれ、
次第に桜を楽しむ行事へと変化をしてきました。
江戸時代になると花見は庶民にも広がり、
元禄時代には盛んに花見が行われるようになります。
「花のお江戸」というじゃないですか。

香川で桜の名所といえば、
特別名勝栗林公園、紫雲出山、公渕森林公園、亀山公園(丸亀城)、琴弾公園、
桃陵公園、亀鶴公園辺りでしょうか。

地元では、みろく自然公園、白鳥温泉、前山公園、誉田公園、とらまる公園、
千足ダムなど見所満載です。
ソメイヨシノの開花は例年より遅く、まだ咲き始め、来週が見頃になりそうです。

思い起こせば、若い頃は会社の直ぐ北が高松城内の玉藻公園、
昼休みには場所取り、弁当やお酒の準備で大わらわ、
夜はビール、花冷えでトイレの回数が多くなる、
架設トイレは長い行列、花見どころではなかった事を思い出す。

“花より団子” がいいという方も多かろう。
花見団子は先から赤(桃)・白・緑の三色で、桜色は桜で春を、
白は雪で冬を、緑は新緑で夏を表しています。
秋は?飽きないで食べてということ、いや四は陰数字だからであろう。

赤い蕾がで、白い花が咲き、散った後は緑の葉が出る。
紅白でお目出度く、緑は邪気を払う団子。
江戸時代の人は粋ですね。

でも今は団子より桜餅に人気がある。
関東はクレープ状の長命寺桜餅、関西は道明寺を使った桜餅です。

長命寺は向島にあるお寺。元禄四年頃、寺に住んでいた寺男、山本新六という男が
作ったという。 新六!!すごい。そういえばチョウヤの梅酒も新六だ。
道明寺は大阪の藤井寺にある尼寺です。

喰って、騒いで飲んで、酔っ払うだけが花見ではありません。
サクラの意味や人との歴史を振り返りながら、尊敬の念を込め、
花を愛でてみてはいかがでしょう。

夜桜は身体には毒です。風邪などを召しませんよう、花冷え対策もお忘れなく。


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[ 2017/04/06 13:58 ] 季節のたより | TB(0) | CM(0)

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