椿落つ

椿蹲

はなびらの肉 やはらかに落椿 (飯田蛇骨)

桜の花が咲き始めると落ち始めるのが椿。
何れも古来より日本人が愛してやまない花だ。

椿は日本自生の春の喜びを呼ぶ木である。
だから木偏に春と表記された、国字である。

桜が日本の精神文化の象徴とすれば、椿は生活文化と深く結びついた花だと言えよう。
「控えめな美しさ・やさしさ」「慎み深さ」「美徳」「至上の愛らしさ」という花言葉、
花は野にあるように・・・茶会の席に飾る茶花として特に好まれてきました。

椿は花の形のまま、ぽとりと落ちるように散る.
だから不吉な花と嫌う人もいる。
武士の時代じゃあるまいし、私は咲いている椿も、落ち椿も好きだ。
花もさることながら葉のつややかさも美しく感じる。
一期一会の心を盛る室礼の大切な一つでもある。


椿水盤

椿落ちてきのふの雨をこぼしけり(与謝蕪村)

赤い椿白い椿と落ちにけり(河東碧梧桐)


椿スイレン
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[ 2017/03/29 10:20 ] 季語・歳時記 | TB(0) | CM(0)

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