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初子(はつね)

湯神社初子祭 湯神社「初子祭」(松山市より)

今日は「初子」、その年の初めての「子(ね)」の日のことを指す。
十二支には他に、初丑(はつうし)・初寅(はつとら)・初卯(はつう)・初辰(はつたつ)・初巳(はつみ)・
初午(はつうま)・初申(はつさる)・初酉(はつとり)・初戌(はついぬ)・初亥(はつい)がある。
初未(はつひつじ)は取り立てて言わないということでない?
十二支で“初”の付く日は、未を除く十一支ということになる。

どれも馴染みが薄く、知る人は少ないであろう。知っている、聞いたことがあるのは、「初午」(はつうま)位か、
2月、立春後最初の「午の日」、日本各地の稲荷神社で初午を祝う祭礼が行われるからだ。

「初子」には三つの風習がある

一つは、 初春の初子の今日の玉箒 手に取るからにゆらく玉の緒(万葉集:大伴家持)
奈良時代に中国から伝わり、朝廷で行われていた「初子の儀」という行事。
天皇が田を耕す仕種をして豊穣を祈り、皇后は、玉箒(たまははき)で蚕室を掃き浄めて、蚕神を祭る。
玉箒とは玉が付いた手帚、正倉院宝物には当時使ったとされる物が2つ残されている。
この風習は長くは続かなかったようだ。

二つは、平安時代において貴族は、この日に野に出て若葉を摘んで羹(あつもの)にして食べる宴を設けた。
子の日の遊び」と呼ばれる。人日(じんじつ)の日に食べる七種粥のルーツである。

三つは、大黒天を祀る社寺で行われる縁日「初子祭」である。
大黒天は俵の上に座ってネズミを従えているといったイメージでが、初詣の人々で賑わう。
「大黒天」は七福神の一つで、豊穣の神、福徳や財宝を与える福の神、また厨房・食堂の神ともされる。
四国最大は道後温泉「湯神社の初子祭」、毎年1月の第2日曜に行われる。祭神の大国主命がネズミに救われたという伝説に基づいたものだが、縁起餅まき・どんど焼・福引・足湯・餅つき・獅子舞・水軍太鼓などが行われる。
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[ 2020/01/10 07:55 ] 季語・歳時記 | TB(0) | CM(0)

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