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大菊

菊の香や奈良には古き仏達(芭蕉)
着世綿の重陽の茶を賜はりぬ(小坂順子)


菊は天皇家の紋章であるし、五節句の一つ、「重陽」は「菊の節供」とも言われることから
日本固有の花だと思っている人も多かろう。
しかし実際は奈良時代に中国からもたらされた園芸植物である。

月の秋菊の秋過てくれの秋 (正岡子規)
山辺の小道は野菊日和かな(長谷川櫂)


菊は今が盛り。立冬が過ぎてからも「小春日和」「菊日和」が続いている。
菊には大菊、中菊、小菊、厚物咲、白菊、黄菊、菊の露、菊畑、菊籬など沢山ある。
菊花展も各地で開かれている。大きくて立派な菊が中心だ。姿、気品とも申し分なしだ。

寒菊

寒菊に日ざし来てほぼ午となる(上村占魚)
寒菊や日の照る村の片ほとり(蕪村)


秋菊の後に咲くのが「残菊・晩菊」、小菊である。
小菊は野菊と言おうか、野性味が濃いから寒さに強いのだろう。
「冬菊」「寒菊」とも呼ばれている。

菊が嫌いだという人も意外に多い。 いつの頃からかであろうか?
菊が仏前、墓前に供える花とされ、葬儀場は菊で飾られ、棺に入れるからだろうか?

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[ 2018/11/11 14:46 ] 草木 | TB(0) | CM(0)

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