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広島カープに学べ

広島カープが本拠地で3連覇を果たした。
セ・リーグでは過去に巨人しか達成していない3連覇である。
今年も他チームの追随を許さない圧巻の強さだった。
カープの季節はこいのぼりまでと結されたのはもう過去のこと、見事な躍進ぶりだ。
21時過ぎ優勝時の最高視聴率は68・8%だった。驚異的な数値である。

翌日、広島の街は祝福ムードに包まれ、真っ赤に染まった。
西日本豪雨で、今なお沢山いる生活再建途上の被災者の人々への何よりの励ましになったに違いない。

原爆投下から5年後の1950年、広島カープは生まれた。
スポンサーを持たない弱小の市民球団は常に財政難だった。
首都圏のどこかの球団のようにお金で超一流選手を補強して何とかする戦略は取れないのである。
存亡の危機もあった。それを乗り切れたのは市民の「たる募金」だった。

財政難、それは「無名自前の選手を鍛えて一人前に育て上げる」戦略だった。
衣笠・山本らが活躍した「赤ヘル軍団」の登場でカープのイメージは変った。
いや、変わるしか生きる道はなかったのかも知れない。

黒田、マエケン、新井、菊池、丸、鈴木、梵、田中、安部、会沢、松山、野村……
先発メンバー全員が生え抜き選手という場合も珍しくない。
しかもベテラン・働き盛り・若手とバランスがいい。

ミッションは「復興」、ビジョンは「優勝」、コアバリューは「競争」。
それを基とする人づくり、組織力の勝利なのだろう。
引退する新井選手は「ペナントは長丁場。いい時もあれば、悪い時もある。そこで忍耐、我慢が必要になる。
でも基本的にはみんな仲間だし家族だし、助け合うことが大事」といった。緒方監督コーチ陣は勿論、
「スカウトの目利き」「カープ女子の存在」「経営手腕」「市民の熱意」なども要因に挙げられよう。
“カープと一緒に毎日をがんばって生きていこう”“カラオケするくらいならマツダスタジアムに行こう”
それが広島人気質のように思う。

地方活性化や再生が叫ばれて久しい。
安倍首相の「地方創生」も掛け声ばかりで尻すぼみ状態である。
「まち・ひと・しごと創生」その具体化が求められる。
地域を活かすのも衰退さすのも、そこに住む地域の人々である。選手なのである。
選手がその気にならなければ、創生などはありえない。
広島カープ、広島県民に学ぶところ大である。
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[ 2018/09/29 09:54 ] コラム | TB(0) | CM(0)

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