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秋の味覚と重陽

深い爪痕を残した台風21号と北海道地震。
加えて秋雨前線が停滞し、活動が非常に活発化、日本列島いたる所で記録的大雨になると言う。
二次災害が心配である。

そうした中、「食欲の秋」がやってきた。
「秋の味覚」NO1と言えば「秋刀魚(サンマ)」だ。すでに頂いた。
梨も葡萄も柿も食べた。

次は・・・“松茸と栗”

松茸&栗

松茸の傘うつくしき荒目籠(田井はつゑ)
栗の肌黒本尊はてりたまふ(川端茅舎)


初物中の初物、京都から松茸、愛媛から中山栗を頂戴した。
何とも見事であります。
“松茸狩り”今や何のこと?死語であります。
海の王様が秋刀魚なら、山の王様は松茸、次いで栗ですね。

松茸、あの香り、炭火で炙って手で裂いてスダチと醤油をかけて・・・もう堪りません。
酒の肴には絶品。お吸い物、茶碗蒸し、炊き込みご飯にしても美味い。
大人の味ですね。
昔はスキヤキで良く食べた。今ではそんな贅沢な食べ方は出来なくなった。

「栗」と言えば“丹波”、 いやいや中山、“なすびのふんどし”日本一やがな~
何しろ食味がよくて大粒。普段は9月中旬から店頭に並ぶが“走り”である。

ほつほつと楽しみむくや栗の秋(杉田久女)

渋皮煮、甘露煮、きんとん、モンブラン・・・それもいいが初物である。
茹でて半分に切ってスプーンでほじって食べるのが簡単で最高。
「栗ごはん・おこわ」もいい。松茸入りならもう最高、言うことなし。

「栗」と言えば、今日9日は「重陽の節句」である。
別名「栗の節供」「菊の節供」「大人の節供」と呼ばれる。
かつては五節句の中で最も重要視されていたのだが、今ではなじみが薄い。

節供には必ず使われる植物がある。
3月の上巳は桃、5月の端午は菖蒲、7月の七夕は笹や梶、9月の重陽は菊なのです。
新暦の今はまだシーズンではないが旧暦では10月の中旬、菊の花が見頃を迎えます。

菊は不老長寿の薬効があるとされ、平安時代には菊の花を浮かべた「菊酒」を酌み交わし、
白菊には黄色の綿を、黄色の菊には赤い綿を、赤い菊には白い綿を覆い、
露で菊の香りを綿に移して身を清める「被せ綿」をした。
また「菊湯」に浸かり、「菊枕」で寝て邪気を祓っていたのです。

食べ物としては収穫時期である「栗ごはん」や“くんち”といい、九日には中風にならないからと
「茄子料理」を食べ、菊と合わせ不老長寿や無病息災を祈ったのです。
だから“大人”のための節供なのですね。

今や世界一の長寿国、人生100年時代と言われています。
重陽の節供の復活!!これ以上長寿の祈願をしますか!
いやいや栗ごはんは食べたい、秋茄子は?・・長寿勝ち組の女性には食べさせたくない。
それパワハラよ!!


※「重陽の節供」の室礼は2010年以降の9月9日の記事をご覧ください。
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[ 2018/09/09 07:28 ] 食文化 | TB(0) | CM(0)

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