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秋刀魚の味

秋刀魚

待ちきれずひとり祝いの秋刀魚買う

秋の味覚サンマが出始めた。
昨年は不漁でしかも魚体は細く脂分も少なかった。

人を刺す太刀の光りの秋刀魚かな(鈴木真砂女)

店頭に並ぶサンマ、価格は180円とまずまず、腹は銀白色にピカピカ、ふっくらとしている。
本格的な美味さは10月だと思いつつ、初物だ、喰ひたくなる心を抑えきれず買った。

秋刀魚は文字通り、松茸とともに秋の味覚の主役である。
水産庁によると「昨年の記録的不漁からは回復するものの、平成25年以降の低調な傾向は続く見通しだ」という。
子供の頃は何れも豊富にあったし、庶民の味だった。
今や高級品、食卓にのぼる機会も激減している。

「秋刀魚」と言えば、小津安二郎の『秋刀魚の味』(1962)。
晩年はなぜか「彼岸花」「小早川家の秋」「秋日和」と秋をテーマとする作品が多い。
“秋刀魚の味”は最後の作品である。

はらわたで二合は呑める秋刀魚じゃろ(山崎ぐずみ)

“秋刀魚の味”を始め小津作品には酒を飲む場面が多いが、本人も大の酒飲み。
この作品と共に還暦になったその日に亡くなった。
さぞやほろ苦かったのであろう。

秋刀魚は何と言っても塩焼が一番。
大根おろしとスダチは欠かせない。
思った通り、本格的な美味はもう少し先と感じた。
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[ 2018/09/02 07:25 ] 食材 | TB(0) | CM(0)

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