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立秋(りっしゅう)なれど

港の朝日

立秋ととても思えぬ昼下がり

今日は二十四節気の一つ「立秋」、暦の上では残暑となるが、暑さの極みです。
1年間の平均気温は、立秋の前後が一番高く、猛暑日・真夏日の約半分は立秋後である。
これを残暑というのか?西日本、夏本番はまだまだ続きそうだ。
「甲子園が終わる頃」、「暑さ寒さは彼岸まで」・・・的を射ている。

秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる 
                                    (「古今和歌集」藤原敏行)

「涼風至」(りょうふう いたる)
秋の第一の使者は秋風・涼風と古来から言われているが・・・感じない。
しかし自然界は着実に進んでいる。
秋の七草のうち、キキョウ、ナデシコ、ハギ、オミナエシが次第に開花し始めている。
「カナカナカナ~」 寒蝉=ひぐらしはもう鳴いていますか?
自然界の敏感さに日本人は鈍くなってきてはいないか?
風・水・空・音・色・花・声・・・季節に鋭敏だった古人は嘆いているかも。

小さい秋を見つけながら、ゆく夏、名残を感じながら暮らす。
素敵だが今はそのような余裕はない。
もう少し先だ。あ~あ。


桔梗


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[ 2018/08/07 07:22 ] コラム | TB(0) | CM(0)

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