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正月

正月の床の間

「子年」がスタートした。十二支のサイクルが再スタートする年でもある。
今年は2回目の東京オリンピック・パラリンピックが開催される。日本にとって大きな節目である。
どのような新芽が出るのか楽しみである。
ねずみは「子孫繁栄」の象徴、出生数が増加に転じることを期待したい。

元旦の日の出と共に「年神様」は各家庭に降りただろうか? 
その目標物である門松やしめ飾り、殆ど見受けられなくなった。神様が宿ろうにも鏡餅も飾っていない。
これで初詣をしても多くの幸せはもたらしてはくれまい。神話からの風習だから意味ないよ、とのことか!

一年は正月に一生ハ今にあり (正岡子規)

1月を「正月」と呼ぶのは、「正」に、年の初め、年を改めるという意があるから。
「一に止まる」、つまり自分が本来の自分になる月、それが正月なのです。
また1月を別名「睦月(むつき)」と呼ぶのは、正月に一家揃って睦みあう様子を表したもの。
明けましておめでとうございます」という挨拶には、無事に年を越し、年神様をお迎えできた
慶びと感謝の気持ちが込められているのです。
チコちゃんに叱られますよ!

新年の挨拶をした後は家族揃って「お屠蘇→祝い肴→おせち→お雑煮」です。

●お屠蘇
新年も健やかに過ごせるよう、邪気を祓い不老長寿を願ってのむ薬酒です。
若い人の生気を年長者に渡すという意味から、若い人から年長者へと順番に盃を進めていきます。
内は通常の祝杯に準じて、家長から年少者へと進め、再び家長で締めくくります。


鉄・漆屠蘇器

平凡を仕合せとして屠蘇祝ふ(森白象:高野山第406世森寛紹大僧正の俳号)

●祝い肴
「数の子」「黒豆」「田作り」の三種です。

●おせち
おせちは、年神様に供えるための供物料理です。
家族の繁栄を願う縁起物が多く、めでたさが重なるよう重箱に詰めます。
三段重ねが多いが、正式には四・五段重ねである。
上から一の重、二の重、三の重、与の重(忌み数字の四を避けてこう書く)、五の重と呼ばれる。
一の重には祝儀肴や珍味、二の重にはなますや酢の物、三の重には焼き物、与の重には煮物(煮染め)が盛り込まれる。ただ五の重は預かり重、控え重とも呼ばれ、食べて空いた部分を埋めるために各お重の残った料理を詰めておくためのもので食卓にあがることはない。


丸二の五段重おせち/三越

どの品も縁起よばはり節料理 (伊藤敬子)

●お雑煮
元々雑煮は、大晦日に年神様に供えた餅(お年玉)を神棚から下ろし、正月三が日にいただく餅の羹(あつもの)。
若水(元旦に初めて汲む水のこと。これを飲むと1年の邪気が祓えるといわれています)で煮ます。
地域によってそれぞれ特色がある。関西は丸餅、関東は角餅。焼くか焼かないか。白味噌、お澄まし・・・
入れる材料も地方や家庭により様々です。

あん餅を 白みそに仕立て 雑煮哉

讃岐お雑煮は既に全国的に有名になった「あん餅雑煮」である。
江戸の末期頃より食べられてきた正月伝統の味です。
幼い時から慣れ親しんだ者には何の違和感もないが、初めて見聞きする者は仰天するらしい。
昆布とかつおのだし汁に餡入りの丸餅と丸く輪切りにした人参、大根を具にした白味噌仕立ての雑煮。
人参は日の出、大根は水鏡、上にのせた青のりは海を表現し、餅の小豆は邪気を払うという意があります。
同時に「何事も丸く円満に収まるように」という願いも込められています。

あん餅雑煮


♪お正月には 凧あげてこまをまわして 遊びましょう
 お正月には まりついて おいばねついて 遊びましょう


皆で双六、福笑い、かるた、百人一首など伝統的なお正月遊びも見なくなりました。
世の中の流れはネズミの成長速度のようにますます加速し、今の技術や知識は、すぐに陳腐で時代遅れなものとなる。日本の伝統文化もそれでいいのであろうか!

◆歳時記◆

1日 元日、初詣
2日 初夢、書き初め、皇居一般参賀
4日 御用始め
6日 小寒
7日 人日の節句、七草
9日 宵えびす
10日 十日戎
11日 鏡開き
13日 成人の日
15日 小正月、小豆粥、どんど焼き
16日 薮入り
18日 冬土用入り
20日 大寒、二十日正月
25日 旧元日、奈良若草山焼き
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[ 2020/01/02 07:45 ] 季語・歳時記 | TB(0) | CM(2)