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海の日に思う

今日は国民の祝日「海の日」である。
「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」日である。
世界の国々の中で、海の日を国民の祝日としている国は日本だけである。
元は「海の記念日」、1941(昭和16)年制定。1995(平成7)年、「海の日」に改称、2003(平成15)年に
ハッピーマンデー制度により第3月曜となった。

此処で生まれし者は皆
結の絆で 結ばれる
浜の砂子(いさご)を 手に取れば
若き日の夢 よみがえる
今も真直ぐ 生きてるか
叱ってください 叱ってください
母なる島よ
    
 

     母なる海よ 歌:大月みやこ 作詞作曲;オオガタミヅオ


「海」は氵→水の象形。毎→髪飾りを付けて結髪する女性の象形から成る。
また「うみ」の“う”は大きい、“み”は水の意味。
「産む」にも通じることから、古来、日本では海は「母なる国」と言われてきた。

海まで徒歩5~6分という環境に生まれ、育った。商業港は活況、漁港も活況、小魚はいくらでも釣れた。
白砂青松の砂浜では天日干ししているイリコやシラスを失敬しながら甲羅干・海水浴と海は身近だった。

日本財団による「海と日本人に関する意識調査」によると、3割が「海に行きたくない」。
10代の4割が「この1年間で海に行ったのが0日」と若い世代を中心に海離れが進んでいる。

四方を海に囲まれている日本だが私が育った頃は海・川・山、自然と遊ぶ機会が多く親しみがあった。
今は砂浜がなく、防波堤、海水浴でなくプールでのスイミング、海は遠のくばかりである。

海の恩恵、魚だけではない、大気、資源の多くは、海からの恩恵である。
海の面積は地球の7割を占め、全生物種の3割が生存している。食料の3割は海から供給なのである。
鉱物資源、海底にはマンガン塊など多くの金属、レアメタルが眠っている。
石油、天然ガスなどのエネルギー資源、3割は海底採掘なのである。
生命維持に不可欠な地球上の酸素の3分の2がつくられている。

海の恩恵を受けながら、人間は海に何をしてきたのか!
漁業の乱獲、工場や農場、家庭からは廃水、ゴミ、汚染物質、化学物質などの汚染物質を垂れ流し、
沿岸の開発、埋め立て、タンカーや原発などの事故、地球温暖化による海水温の上昇、酸性化をもたらした。
最近はプラスチックごみ問題、一年に少なくとも8百万トンのプラごみが海に流れている。
その重量は2050年までに魚を上回るとの予想もある。
大阪でのG20では「海洋プラごみを50年までにゼロにする」との採択がなされた。
だが海に接する機会が少なく親しみがない現状では前途は厳しい。

「うみ」は大きい水だが浄化力は無限ではない。温暖化、海洋汚染は地球大の喫緊の課題。
特に海に囲まれた日本は、「繁栄は海と共にある」その自覚をもっと国民的に強めていく必要がある。
怠ると必ずしっぺ返しに合う。

連休、海レジャーで海を汚していませんか、ゴミは持ち帰りましょう。

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[ 2019/07/15 09:53 ] 記念日 | TB(0) | CM(0)