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瑞應寺訪問

昨日14日は曹洞宗最高の別格本山、新居浜の瑞應寺を訪ねた。
中川義博大兄から、「長年に渡って親交のある楢崎通元老師が先月『退董(たいとう)』し、落ち着かれた頃
だろうと思い、問合せしたところお会いできることになった、一緒にいかないか」と有難いお誘いを受けた。
何せ高僧だ、とても普通にお会いできるような方ではない。
喜んでお願いしたのである。
7時に大兄の車に乗せてもらい東かがわを出発。高齢を感じさせない運転上手である。
さすが高速、1時間半でお寺のPに到着。
面会の時間には随分あるので境内を見て回った。


01参道 参道
02達磨大師03瑞応観音 達磨大師像・瑞瑞観音
04山門 05山門 山門・鐘楼門
06本堂07本堂扁額 本堂(法堂)・本堂の扁額
08本尊09鐘鼓楼 ご本尊・鐘鼓楼
10一光老師11通元達磨図  
前住職楢崎一光老師・通元老師筆達磨大師大額
12長泉堂13大銀杏
長泉堂:別子銅山で殉職した多くの御霊を祀っているお堂
大銀杏樹齢は推定800年、樹高25m根回り14m目通り9.4mの雌株。県指定天然記念物

14経堂15鬼瓦
大転輪蔵(経蔵):明治政府の神仏分離令によりし京都北野天満宮から移転。2千冊程のお経が納められており、八角形の回転式を一回転
させるだけ全部読んだとされる。県指定有形文化財。 元本堂の鬼瓦(平成9年銅版に葺替え)

16境内17僧堂入口
本堂より境内を望む、夏椿が1本まるで絵画・僧堂入口の祭壇

9時半、僧堂にて面会を申し出、老師をお世話係の僧侶に案内され応接室に。
大兄は昭和末期からの知遇だが、私は緊張の極だ。待つ間が長く感じる。
通元老師がお付の行者の方に伴われ入ってこられた。93才、小柄だがオーラが全身から感じる。
近距離でお会いでき、大兄から紹介されるが声も上ずる始末である。

柔かい口調で、「よく来られました。この度退董し、東堂となりました。東西南北、禅宗寺院では住持を引退した者は東堂と名乗るのです。名前じゃない、僧の住む部屋ということかな。他の寺院に訪問した時には西堂とも言われるのですよ」と第一声。

聖護寺と書かれたお菓子とお抹茶が出された。聖護寺は熊本の阿蘇近くにあり先の地震で多大な被害を受け、
修復中であるが、老師は住職もされているのだ。

大兄は退董のお祝いとお土産を渡され、合わせて窪田東堂師が彫られた仏教木版画2枚とD氏が彫られた達磨大師像を差し出した。木版画は奇しくも東堂作、老師は観音様をじっくり見られて頷かれていた。
達磨像は何度も取り上げられ“いい出来ですね”と触られた。禅宗の祖師であり、老師も達磨図を得意とされているだけに特別の思ひがあるのだろう。
お部屋に飾られるという。大兄は東堂氏の奥様とD氏にこのことを伝えるだろう。

「大師と言えば、今では、特に四国では弘法大師のことを指すようになりました。偉大な方です」とつぶやかれた。
禅宗の方がと思ったが、宗派を超え、仏教と言う大きな枠で捉えている。
さすが高僧と言われる方は違うと感じたのである。
大兄所蔵の老師筆、「拈華微笑(ねんげみしょう)」の意味も問うことができた。
「人間一代はいろいろな生き方があるが、自分が決めるのではなく・・・」
お付の方が来られ話が途切れた。自分が決めるのではない?何を言われようとしたのか今もって気になっている。

お付から、老師からですと自筆の短冊2葉とお線香が差し出された。
腰を上げなければならない、大兄は老師との長き付き合い、思い出が一気に噴き出したようである。

18老師短冊2葉

93才、老巧な筆使いです。
私はもうお会いする機会はないであろう。頂いた短冊大切にしよう。
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[ 2019/06/15 07:57 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)