学び方の転換

松下村塾
松下村塾(幕末歴史探訪HP)

吉田松陰が開いた「松下村塾」は長州・萩という田舎である。

僅か2年間で伊藤博文、山県有朋、高杉晋作、久坂玄瑞、木戸孝之など幕末から
明治維新において傑出した人物を数多く輩出した。

松陰といえば、脱藩、密航、老中暗殺計画を企て、幾度も投獄(前科5犯)の上、
安政の大獄で、わずか29歳でその生涯を閉じた異端児である。

そのような人物がである。何故か!
時あたかも黒船が訪れた時代、日本はどう対応すべきか、という良いケーススタディが
背景にあったことも影響しているとは思うが・・

塾における松陰の基本は、
「教えるのではなく、物事の本質を捉え、塾生に徹底的に考えさせ、議論を尽くさす」
ことにあった。
だから教卓はいらない、実際になかったという。

“行動につながらない学問は、無意味だ”
“自分はどうあるべきか、何をすべきか”
“自らが考え抜いて結論がでれば、やってみろ”
“後悔しない人生を送れ”


知行合一、実行第一の教育なのだ。
幕末の動乱期、維新後にあって若くして死んだ者も多い。
しかし生き残った者は、明治新政府の首脳となり、近代日本国家の基礎を築いたのである。

今の学校はどうだろう。一方的に教えるばかり、生徒は受け身で論議することは皆無だ。
だから自発的に発言したり行動する姿勢は育たない。

教育方式から研修方式に転換すべきである。

教育は「教えて育てる」こと、だから教える側に責任がある。
だから親から批判がでる。
一方研修は「研ぎ修める」という字の通り、自らが行う行為であるから
教わる側の問題である。

上から目線で教えてやる、育ててやるでは人は育たない。

そうすれば居眠りやいじめもなくなる。
松下村塾のように次代を担う良きリーダーが育つはずだ。

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[ 2017/04/12 14:44 ] コラム | TB(0) | CM(0)