穀雨(こくう)

春雨降りて百穀を生化すればなり(暦便覧)

今日、20日は春季の最後の節気「穀雨」です。
春雨が降り、田畑を潤して穀物などの種子や草木の生長を助けるという意味である。
農家にとっては、種蒔きの適期です。

雷鳴のあとを春雨らしく降る (鈴木鷹夫)

「雨は花の父母」と言われる。春雨は晩春にしとしとと降る。
今日の夕刻より雨だが、明日の朝には止む。
最近は春雨じゃ濡れて・・なんて情緒ある雨はついぞない。
「菜種梅雨」「春霖」ともいうがこれもなかった。これからだろう。
庭の雨1庭の雨2

穀雨の終わる頃、立春から数えて、88日目、今年は5月2日が「八十八夜」。
「米」という漢字を分けると八十八になる。
田植えをするのに縁起の良い日とも言われています。

東かがわでは、既に田植えを終えたところもある。連休中にほぼ終わる。
TPPがかまびすしいが、7月に交渉に入ることが決まった。
安い外国産のお米が入ってきたとしても、果たして日本人は食べるであろうか?
日本のお米は世界一美味い。
むしろ手軽なパンを食べてお米を食べなくなったことが問題。
食育の中に穀育が必要だと思う。

竹の子のシーズンであるが、竹の皮におにぎりを包み、それを開いて食べる。
そうした光景は時代劇でしか見ることができなくなった。
竹の皮は抗菌、脱臭、保存の効果がある上、空気は通す優れた包装紙なのだ。
ラップを開く、竹の皮を開く、どっちが風情ある?
そうでなく美味さが違うのだ。
だから肉屋さんでは今でも使っている。

◆穀雨の七十二候と二十四番花信風
初候:「葭始生」(よしはじめてしょうず)牡丹(ぼたん)
次候:霜止出苗(しもやみてなえいづる)頭巾薔薇(ときんいばら)
末候 牡丹華(ぼたんはなさく)栴檀(せんだん)
頭巾薔薇
頭巾薔薇(「季節の木」より転載)

暦の上では春も終盤。季節の移ろいは名残惜しさを感じるものです。
でも気候の変わり目は何時も体調を崩す。両面成り立たず。
一雨毎に緑は深さを増し、やがて新緑の季節が来る。

そして5月5日は「立夏」。初夏ですね。
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[ 2013/04/20 17:11 ] 季語・歳時記 | TB(0) | CM(2)