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雨水(うすい)

明日、18日は二十四節気の一つ、「雨水」です。

暦便覧では「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となれば也」とあります。
寒さもピークとはいえ、西日本では真冬並みの寒さが続いています。
明日は気圧の谷が近づくため、雨が降りだしてきそうです。

北日本などでは雪崩に要注意ですが、春の訪れにはまだ遠く大雪の降る日があります。

雨水は、草木が目を覚ます時期にあたることから、農耕など畑仕事の準備の目安にもされてきました。
そういえば庭には草が出始めました。雨が止めば植木に寒肥をやらなきゃ。

これからは「三寒四温」を繰り返しながら、春に向かっていきます。
「光の春」、日ざしは次第に強まり、「春一番」が吹き、鶯の「初音」が聞かれるのも間もなくです。

地方によっては雨水の日に雛人形を飾ると良縁に恵まれると言われていますが、雨ではね。

落ちてゐし種ふくらめる雨水かな (滝沢伊代次)

ふきのとう

◆雨水の期間の七十二候
初候 土脉潤起(つちのしょう うるおい おこる):雨が降って土が湿り気を含む
次候 霞始靆(かすみ はじめて たなびく):霞がたなびき始める
末候 草木萠動(そうもく めばえ いずる):草木が芽吹き始める

雨水の花は「桃」、次の二十四節気は3月5日「啓蟄(けいちつ)」です。
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[ 2013/02/17 20:02 ] 季語・歳時記 | TB(0) | CM(2)