若布(わかめ)

わかめ1

櫓を揚げて 鳴門落ちゆく 若布刈舟(山口誓子)

若布(わかめ)といば“鳴門”が代名詞だ。
渦潮で名高い『鳴門海峡』の潮流で揉まれた若布。
肉厚で強いコシ、コリコリとした歯ざわり、鮮やかな新緑の色、風味は天下一品である。

万葉集に「和海藻(にぎめ)」として登場する位、古くから食されてきた海草だ。

春わかめ 磯の香りも やわらかい(山田瑞恵)

塩蔵や乾燥にして年中売られている若布。
養殖や輸入物でなく、天然生で食べられるのは今だけである。

成熟すると、長さは1~2m、幅40㎝程度、暗褐色である。根・芽株・茎・葉に分かれている。
根を残して採取するが、根の直ぐ上のひだ状の胞子葉が「芽株(めかぶ」。
中心部にある芯の部分が「茎」、茎から左右に葉が出ている、
これが所謂「若布」と呼ばれているものです。
わかめ2
上左が芽株、上右が茎若布、下が葉、若布

芽株は独特の粘りがあり、芯の部分は固いです。
細かく切り、納豆や千切り長芋、オクラなどと和えたりします。
温かいご飯にかけても美味しいですね。

茎は食感がよく、生姜醤油・サラダ・酢の物・和え物・きんぴら・煮物など幅広く使えます。
今の時期だけですので、好んで食べるファンも多いのです。

若布はしゃぶしゃぶにして、醤油かポン酢で食べるのが一番。

若布は30%が食物繊維。
余分な塩分を体外に排出してくれるアルギン酸も大量に含まれています。
中性脂肪の分解を助ける働きがあり、栄養価が高いのに、カロリーも殆ど無い。
肥満の予防に美容食としても最高の食べ物です。
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[ 2013/02/26 20:40 ] 食材 | TB(0) | CM(0)