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9月(長月)

長月や雲ゐの秋のこととはん昔にめぐれ菊のさかづき 
                              『新千載集』 後宇多院

長月の由来は、「夜長月(よながつき)」の略であるとする説が最も有力です。
長い時間にわたって美しい月が見られるという訳である。
他に、「稲刈月(いねかりづき)」が「ねかづき」となり「ながつき」となったという説、
「稲熟月(いねあがりづき)」が略されたものという説があります。
十五夜

他の別名として
色どり月 (いろどりづき) 紅葉月 (もみじつき) 小田刈月 (おだかりづき)
季秋 (きしゅう) 窮月(きゅうげつ) 菊咲月 (きくさづき) 菊開月(きくさきづき)
菊月 (きくづき) 晩秋 (ばんしゅう) 暮秋 (ぼしゅう) 祝月(いわいづき)
詠月(ながめづき) 玄月(げんげつ) 竹酔月(ちくすいづき) 寝覚月(ねざめづき) など

●今月の行事

1日(水) 二百十日
8日(水) 白露
9日(木) 重陽
重陽
20日(月) 敬老の日、彼岸入り
22日(水) 十五夜
23日(木) 秋分の日
26日(日) 彼岸明け

●9月の歳時記(橙・・生命の回復)

秋澄む(あきすむ)   秋の澄み渡った空気を云う。清秋とも。
落とし水(おとしみず) 稲の穂が実る頃、田の畦を切って水を落とすこと。
雁渡し(かりわたし)   初秋から仲秋にかけて吹く強い北風。
               このころから雁がやってくることからの名。
菊日和(きくびより)   菊の香が空気にしみ通るようによく晴れた秋の日を云う。
秋分(しゅうぶん)    二十四節気の一。白露より十五日目。秋の彼岸の中日にあたる
              昼夜の長さが同じ日である。
月(つき)         春の花に対して秋を代表する季語の一つ。
              澄んだ空の爽やかな月を愛でる。
              月に関する季語に弓張月、有明月、玉兎、月の桂、月の都などがある。
月代(つきしろ)     月の出る前、東の空がほのかに白くなること。
白露(はくろ)      二十四節気の一。九月七、八日頃にあたる。
              秋の気配が濃くなり露を結んで白いようすを云う。
白露


●掛け物の語句

吾心似秋月  わがこころしゅうげつににたり
掬水月在手  みずをきくすれば、つきてにあり
清風払明月  せいふう、めいげつをはらう
萬里無片雲  ばんり、へんうんなし
和気兆豊年  わき、ほうねんをきざす
水急不流月  みずきゅうにして、つきをながさず
東籬佳秋色  とうりしゅうしょくかなり
など
鵬雲斎御家元筆水急不流月


●茶杓参考銘

秋扇 落栗 菊寿 金風 柴の戸 鈴虫 月の雫 花野 虫の音
秋風 雁鳴く 菊日和 吟風 秋声 聴松 月の宿 笛の音 望月
秋空 閑居 有明 月華 秋天 重陽 野菊 故郷 夕月夜
秋日和 菊重 爽やか 里の秋 松琴 月影 野分 不老 弓張月
籬の露 待宵 虫しぐれ 萩の露 望郷 良夜 玉兎 十六夜 月の桂
など

●茶 花

時鳥草 黄船菊 八朔梅 竜胆 雁金草 曙草 浜菊 割亦紅
紫苑 こぶなぐさ 朝霧草 風船葛 磯菊 蕎麦の花 めひじは 三七草
薄雪草 男郎花 秋海棠 反魂草 松虫草 吾亦紅 釣船草 
南蛮煙管 彼岸花 ダリア 芙蓉 コスモス よもぎ 鳳仙花 
うど サルビア ハゲイトウ アザミ マリーゴールド リンドウ
秋の七草(萩、藤袴、桔梗、女郎花、撫子、ススキ、葛)、
金木犀 銭葵 白詰草 など
秋の七草

●主菓子
 
小芋 桔梗餅 萩の餅 十五夜 萩の露 月見団子 月羮
初雁 白露 がらん餅 うずら餅 桂の月 一夜草 尾花
砧 法の袖 小萩もち 待宵草 野分 一葉 虫の音 秋の夜
月うさぎ 芋名月 重陽 野分 細れ萩 秋桜 鹿妻草 
蔓珠沙華 金木犀 まさり草 初秋 など
月見団子

●干菓子

嵯峨野煎餅 小芋 初雁煎餅 松葉水 雁来紅 藤袴 夜半の目
枝豆 芋の葉 桔梗 花芒 栗の穂 虫の音 秋霖 松笠、など
干菓子


●旬の食材

野菜・果物:なす さつまいも 里芋 蓮根 冬瓜 オクラ かぼちゃ 
      しめじ ごぼう ざくろ 梨 ぶどう いちじく など
魚介:さんま しゃこ チヌ ゲタ 秋鰆 鰹 カマス 車海老 鮭 
   スルメイカ 鱸 真鰯 太刀魚 など
さんま

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[ 2010/09/01 21:13 ] 季語・歳時記 | TB(0) | CM(5)