春暑し

楓・月

春暑くうす雲まとう深山かな (飯田蛇笏)

春は気温差が激しいが今年は異常だ。特にここ数日の暑さは何だ。
九州から東北南部にかけて最高気温が25度を上回る夏日。
30度以上の真夏日になる所もある。

ついこの間までは室内も車内も暖房だったが冷房をしなくてはならない暑さである。
環境省の「暑さ指数」では名古屋・東京がベタベタ、西日本はジンワリ.
これから毎日“暑い暑い”が続くと思うと気も重い。

今日は4月の第4日曜日、「さとうきびの日」である。
1977年に沖縄県糖業振興協会が定めた。さとうきびといえば、沖縄・鹿児島の
専売特許と思われるが、香川・徳島でも作られている。
既に全国的に有名になった「和三盆」、高級砂糖菓子の原料である。

江戸時代、高松藩から命を受けた平賀源内や向山(さきやま)周慶らが
事業化を目指したが中々うまくいかず苦労していた。
偶々奄美大島からお遍路に来ていた人が病に倒れ、東かがわの向山が助けたのである。

そのお礼にと薩摩藩が門外不出としてきた種キビを隠して持ち込まれたのがルーツである。
今年も新しい植え付けが始まっている。

暑さを乗り切るには、糖分の摂取も必要です。
この夏は讃岐の特産「和三盆」を是非お供に。
うどん・ソーメンもお忘れなく。 
スポンサーサイト
[ 2018/04/22 18:25 ] 季語・歳時記 | TB(0) | CM(0)

穀雨(こくう)

今日から真夏日が続きそうだ。季節外れの暑さ、1日でも温度差が激しい。
急な暑さで体調を崩さないようお気をつけなきゃ。皆様も。

苗床にうす日さしつゝ穀雨かな(西山泊雲)

今日は二十四節気における「穀雨」、春もいよいよ終わりを告げる。
「穀雨」とは「百穀を潤す春雨」のことであるが、雨が降るのは来週中頃の予報だ。
この頃振る雨を「甘雨(かんう)」、「春霖(しゅんりん)」、「菜種梅雨(なたねづゆ)」
とも言うが、今年は晴れの日が多いようだ。

当地では早場米だから既に田植えの最中、連休中には全て終える。
早乙女が「田植え歌」を歌いながら田植えをする風景、何時から見てないだろう。

牡丹

牡丹が開き始め、鳥達が盛んに羽繕いし始め、水辺には葭(あし)や水草が生い始めます。
穀雨が終われば、風薫る初夏へ。まばゆい5月、陽ざしに緑がきらめく季節の幕開けです。
新茶が楽しみな季節でもある。
県下の高瀬茶の茶摘みは既に始まった。
昨年より1週間ほど早い、生育状況は順調という。
[ 2018/04/20 10:21 ] 季語・歳時記 | TB(0) | CM(0)

今日の歳時

春の嵐も大したこともなく、朝方には雨も止んだが少し肌寒い。
高校時の同級生に誘われ、引田「誉田(ほんだ)八幡宮」での大寄せ茶会に行った。
受付で券を渡し席に入ると、何と先に同級生が一人座っている。

にこにこと席主が現れ、話が弾む。茶会の雰囲気とはまるで違う。
聞けば席主は彼らの小・中の同級生。券も貰ったものだった。
来ぬわけにはいかない。サービス精神旺盛でお薄を3度出された。

昔話に花を咲かせ、席で記念写真まで撮る始末。
帰りにはお土産にと手作りの桜餅3個も頂いた。
客も数人おられたが、そっちのけ、こんなことお初、前代未聞の茶会であった。
スタッフは皆さん着物であったが、気軽で開放的、こんなのあり?
でも心地よかった。これが今時の素敵な茶会のなか?

大寄せのうす茶一服花の雨

神社のこぢんまりとした八重桜も満開だった。
我が方の八重、心配したが散りもせず。
雨は花の散らぬほど降れ・・・雨に濡れた桜もまた情緒ひとしおである。

雨あしにもまれて赤き桜しべ (佐藤鬼房)

昨夜来の雨、陽光桜は「桜蕊降る」一歩手前、間もなく落花し、地面を赤く染める。
花の命は 短くて・・・その侘しさも情緒を誘う。


雨の八重 桜蕊
[ 2018/04/15 15:55 ] 季語・歳時記 | TB(0) | CM(0)

春の花~俳句を添えて~

水木 タンポポ
土佐みづき山茱萸も咲きて黄をきそふ(水原秋櫻子)
たんぽぽの一座一座の花の昼(長谷川素逝)


木の芽 雪柳
又逢ふ日近かれ庭の木の芽ふく(長谷川零餘子)
雪柳ひとかたまりの情かな(山口青邨)


ドウダンツツジ 白山吹
天に星地に満天星の花咲けり(折井紀衣)
かなしさよ白山吹と人はいふ(山口青邨)


八重桜 かりん
なにごとも牡丹桜の濃きままに(後藤夜半)
榠樝の花数えたくなるやさしさに(相馬遷子)
[ 2018/04/10 08:47 ] 季語・歳時記 | TB(0) | CM(0)

清明(せいめい)

花筏 花筏

万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也(暦便覧)

冬から一気に夏日、昨日は26.6度、今年の最高気温だった。
“熱中症に気を付けましょう”とのアナウンスがある位暑かった。
一転、今日は18度、寒冷前線が通過するため夕方から雨が降る見込み。
体が付いていきかねる。

加えて「トリプルパンチ」。本当に清明かいな!と思いたくなる。
梅は平年遅かったが桜は1週間から10日早まった。
週末に花見を予定していた人は葉桜の下でとなりそうだ。
でも庭木は一斉に芽吹き、清朗の気が溢れだした。

沖縄では「清明祭(シーミー)」といって、墓前に親族が集まり、酒・茶・お重を供えた後、
皆でご馳走をいただく習慣がある。
中国から伝わった風習であるが、沖縄の三大行事の一つとなっている。

この時期は東南から穏やかな風が吹いてきます。これを「清明風」という。
またやわらかく静かに降る雨のことを「発火雨(はっかう)」、「桃花(とうか)の雨」、「杏花雨(きょうかう)」ともいいます。

暖・寒 激しく、雨が多い時季です。体調にはくれぐれもお気を付け下さいね。


陽光 八重

庭の陽光桜は葉が出て間もなく花はこぼれる。
八重の一番が今朝初めて咲いた。昨年より10日も早い。
[ 2018/04/05 11:01 ] 季語・歳時記 | TB(0) | CM(0)