春はまだ先

昨日は九州北部と中国、北陸地方で「春一番」が吹いた。
立春以降初めて吹く南よりの強風。
当地では風もなく穏やかな天気、気温12度まで上がった。

その陽気に誘われ春を探しに近くの「みろく公園」に出かけた。

蝋梅1蝋梅2

濃い色の蝋梅は終わりかけていたが、薄い色は盛りを少し超えたところ。
十分楽しめた。

期待の花の兄「梅」、例年なら見頃を迎えているのだが、蕾のままである。
どこか咲いてないかと探し、ようやくいじらしく咲いている2本の木を見つけた。

梅一輪一輪ほどの暖かさ(服部嵐雪)

梅1梅2

水仙の花咲くことを忘れたり(正岡子規)

水仙

3000球の水仙、もう里は満開から終わりなのに、お前もか!
いくら山際でも遅すぎる。強烈な寒波のせいなのだろう。それとも遅咲き?

こころもとなくまんさくの咲き満てる(岸田稚魚)

金縷梅1金縷梅2

金縷梅(マンサク)が花火のように咲いている。
早春に「真っ先に咲く」という言葉が転じて「マンサク」となったとも言われる。
豊年満作の連想から万作、満作との字も当てる。縁起の良い花である。

今日も3月並みの気温、一気に春が進むかも知れません。
花も慌てるのでは?
花粉が心配な季節になってきました。

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[ 2018/02/15 09:24 ] 草木 | TB(0) | CM(0)

冬の花

八つ手1八つ手2

八手咲きゆくさきざきのこの寒さ(加藤かけい)

小さくて細かい黄白色の花を鞠状にたくさんつける「八手の花」。
盛りをすぎたがまだ咲いている。
冬でも落葉せずに大きな葉を茂らせている。

八手、葉も花も独特で面白い形をしているが、あまり人から好まれない。
便所の木をイメージさせるからだろうか?
日本原産の常緑低木、別名「天狗の羽団扇」というだけあって葉っぱがでかい。
魔物を追い払う力がある、先客万来など縁起がある木として好む人もいる。




ろうばい1ろうばい2

咲きつゞく臘梅にある寒の日々(高木晴子)

寒空の下で可憐に咲く「蝋梅の花」。
黄色の花を枝いっぱいに咲かせ、高貴な甘い香りを放っている。

晩冬、花の少ない季節に咲く花だ。
半透明の黄色い花をうつむき加減に咲かせる。
冬の花の少ない時期に咲くので、ひときわ目立つ。

ロウ細工のような梅に似た黄色い花を咲かせる だから蝋梅。
英名では「ウインタースウィート」。甘い匂いがするから?
中国では、梅、水仙、椿とともに、「雪中の四花」として尊ばれている。
江戸時代初期に日本へ渡来し、ほかの花木に先駆けて咲く香りのよい花が愛され、
生け花や茶花、庭木として利用されてきた。

マンサクはまだかいな?

[ 2018/01/12 08:06 ] 草木 | TB(0) | CM(0)

アロエの花

今朝も寒い、夜半からは雪の予報が出ている。
これから一カ月間が1年で最も寒い。20日は大寒なのだ。

「本えびす」を迎えた兵庫県の西宮神社、午前6時に開門、約5千人が駆けだした。
速い速い、あっという間にダントツ1位で福男が決まった。
18歳の大学受験生、開門を待つ間も勉強していたそうだ。
「福を独り占めせず、みんなに授けたい」何とも見上げた青年ではないか。

今日はご当地三本松恵美須神社でも「十日恵美須」として福飾りの販売が行なわれ、
押すな押すなと商売人で賑わう。

室戸路や戸毎にアロエ炎ラ咲き(武井破位)

「 室戸市の海岸でアロエの花が見頃を迎え、オレンジ色の花が訪れた人を楽しませています。 室戸市の行当岬に近い海岸では、およそ500株のアロエが植えられています。 このアロエは地元の喫茶店の店主が長年にわたって育てているということで、大きいものでは、高さが1メートル50センチ余りと人の背丈ほどあります。 冬場のこの時期には、オレンジ色の花が咲き、訪れた人たちの目を楽しませています。また花からは甘い香りも漂って、蜜を求めたメジロが飛び交う姿も見られます。訪れた人も、アロエの密をなめて「甘いね」などと言って味わっていました。」
数日前、NHK・四国のニュースで流された。

どこにでもある「アロエ」、昔、我が家にもあった。
火傷をした時に母が慌ててアロエの皮を剥ぎ患部に当ててくれた。
祖父母はおろして飲んでもいた。一度舐めたがとても苦くて飲めたものではない。

「多肉植物」。代表はサボテンだが個性的な形と色合いをしているからファンも多い。
でも花はお目にかかったことがない。いや見ていたと思うが気付かなかったに違いない。

昨日は強風が吹き荒れた。その中、散歩の途中、気を付けていると見つけた。


アロエ1アロエ2
木立アロエの花

ニュースで見た通り、赤みがかったオレンジ色で筒状の花を多数咲かせいる。
花穂の長さは30〜50cmと長い。形といい、鮮やかな色といい如何にも多肉らしい。
花をつけるのはまれであるという。今年早々から縁起がいい、そう思いたい。

[ 2018/01/10 08:17 ] 草木 | TB(0) | CM(2)

つばき

紅椿白椿

古庭に茶筌(ちゃせん)花さく椿かな(蕪村)

「寒」だというのに「椿」が茶筅(ちゃせん)の如く咲いている。
冬のうちに咲く椿は冬椿、寒椿、早咲き椿ともいわれる。
艶やかに葉も茂らせて栄えをもたらす木、凛とした姿は茶人好みでもある。

生ける時は「一枝に葉が三枚、葉が小さいものは五枚もよし」、と
以前「ちょっと茶道具屋」の店主さんが教えてくれた。

椿は木の春と書く(国字)ように春の花、万葉集のころから詩歌に詠まれ、
日本人に親しまれてきた。

私・・淋しい・・冬の花です 寒椿

私は冬の花という感が強い。
椿といえば、やはり肉厚の葉の中に真紅の花。
燃えるような「紅」を見ていると吸い寄せられてしまう気がする。

赤い椿白い椿と落ちにけり(河東碧梧桐)

春のイメージは「落椿」、花ごと落ち、散り敷きて蝶が舞う。
見頃は3月だが、これから5月の連休まで長く楽しませてくれる花だ。
[ 2018/01/09 07:20 ] 草木 | TB(0) | CM(2)

枯葉・落葉

桜落葉八重桜

いつの間に桜紅葉の落葉して(稲畑汀子)
桜の木枯葉を付けしままの枝

庭の陽光桜が完全に落葉してしまった。
八重桜はまだ枯葉のまま、落つるのはこれからだ。
咲く時期が違うから落葉も同様、ズレがあるのだろうか?

花水木土佐水木やなぎ

花水木もほぼ葉を落としている。
これらは他より早く落葉して、春の準備に入るということか? 
土佐水木や柳はまだ落ちる気配はない。

落葉樹はすべて葉を落とす。
桜や柿の落葉は色が美しく、季節感を味わう室礼に良く活用している。

紅葉

紅葉も赤みを増してきた。紅葉狩りも間もなくだ。

ただその後がいけない。落葉に悩まされるからだ。
取っても取っても、落葉は毎日降ってくるからキリがない。
数年前までは毎日丁寧に取っていたが止めた。

親父は「木には虫も来る、葉も落ちるが自然のままも一興、風情だ」と言っていた。
最近は落ちてしまってから一掃することにしている。
落葉の絨毯もいいものだ。

あれは遠い想い出 やがて消える灯影(ほかげ)も
窓辺赤く輝き 光みちたあの頃
時は去りて静かに 降りつむ落葉よ
夢に夢を重ねて ひとり生きる悲しさ
木枯し吹きすさび 時は還らず
心に歌うは ああシャンソン 恋の唄.

暮れゆく秋の日よ 金色の枯葉散る
つかの間燃え立つ 恋に似た落ち葉よ
いつの日か抱かれて 誓いし言葉よ
はかなく ただ散りゆく 色あせし落ち葉よ

日本語詞:岩谷時子


「枯葉」と言えばシャンソンの代表的な名曲「枯葉」を思い出す。
生誕は1946年、私と同じである。
日本では高英男、淡谷のり子、越路吹雪、岸洋子、ペギー葉山など多くの歌手が歌った。

枯葉散る 夕暮れは来る日の寒さを もの語り・・・

五輪真弓が作詞作曲の「恋人よ」の歌いだしである。

俳句の世界は「落葉」、歌の世界では「枯葉」。
私たちを叙情的な気分にさせてくれる秋の情景である。
こうして季節は秋から冬に向う。

[ 2017/11/12 18:25 ] 草木 | TB(0) | CM(0)