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蜻蛉(とんぼ)

赤トンボ無料写真 (Pixabaより)

夕焼け小焼けの赤とんぼ おわれてみたのはいつの日か
山の畑の桑の実を 小かごに摘んだはまぼろしか
十五で姐やは嫁にいき お里の便りも絶えはてた
夕焼け小焼けの赤とんぼ とまっているよ竿の先


日本の代表的な童謡「赤とんぼ」。
作詩は三木露風(みき・ろふう)。大正10年に発表、昭和2年、山田耕作によって曲が付けられた。

蝉がいつしか鳴りをひそめ、入れ替わるように昼はとんぼ、夜は虫の声、秋の到来だ。
古くから親しまれてきた昆虫である。語源は「飛ぶ棒」が変化したというが??

あきづ羽の袖振る妹を玉くしげ奥に思ふを見たまへわが君(万葉集)

奈良時代は「秋津(あきつ・あきづ)」と呼ばれていた。津は「の」のこと、つまり「秋の虫」ということだ。
鎌倉時代あたりからは「とんぼう」、「とんぼ」と呼ぶようになったのは江戸時代からである。

日本には200種ほどいるようだ。子供の頃は沢山見かけたが、農薬や自然環境の悪化なのだろうか、
最近はめっきり減った。

「秋津島」いやいや「トンボ島」を作ろうと土佐・四万十市が立ちあがった。
世界初のトンボ保護区、「トンボ自然公園」が1985(昭和60)年より整備されている。
四季の木々・花達に抱かれた園内には遊歩道が設けられ、一年を通じて74種類のトンボを見ることができます。

沈む夕陽を背に、竿を持った子供達、今ではもう見かけることはない。
置き忘れてきた日本人の心の原点があるように思われます。
“とんぼ”はどう思っているのでしょう。

昭和の枯れすすき、極楽とんぼでも感傷的になるのです。
これも初秋ゆえか?


とんぼ切り絵


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[ 2019/08/25 06:25 ] 季節のたより | TB(0) | CM(0)

早や真夏日だ!

泰山木

 かぜとなりたや
 はつなつのかぜとなりたや
 かのひとのまへにはだかり
 かのひとのうしろよりふく
 はつなつのはつなつの
 かぜとなりたや
     
    
     「初夏の風」 川上澄生(1926年

新緑・若葉・新樹・薫風・・・
立夏を過ぎてこのかぐわしい香りを感じ取ったのは、ほんのつかの間である。
人生で言えば青春の時、我が青春も遠い過去になった。
卯の花(ウツギ)、鈴蘭、白牡丹、芍薬、てっせん、アカシア、泰山木・・・
花達も衣更えしだし、夏景色に、清楚な白い花たちが、気品をもって咲きそろいだした。

夏めくや男結びの白の帯 (篠原 美加英)

今日は日本列島各地で暑くなる見込み。
全国アメダス地点の6割以上で25度以上の夏日。1割近くが30度以上の真夏日の予想。
当地は30度と真夏日、7月並みである。
明日はさらに暑くなる所が多くなり、週明けまで暑さが続くことになるとか。

「夏めく」どころか一気に「真夏日」に突入だ。
春はますます短くなってきたような感じがする。
天気も変わりやすく二季の季節が同居しているようだ。

今日は大学病院に受診に行く。半袖に衣更え、白にするか!
夏の色と言えばやはり白が良く似合う。
体はまだ春のまま、夏の暑さになれていない。
熱中症には要注意だ。
住居もそろそろ夏仕様に衣更えしなくちゃ。

「小満芒種(スーマンボースー)」、間もなく嫌な「梅雨」も迎える。
[ 2019/05/23 08:52 ] 季節のたより | TB(0) | CM(0)

春の味~土筆(つくし)~

土筆13年

お彼岸や心の丈に土筆摘み (森澄雄)

「つくしんぼう」、春の風物詩であるが、この田舎でも親子連れで摘む姿は見かけなくなった。
古くは「つくづくし」といいった。「つくし」はそれを略したものである。
「つく」とは「突く」、地面から突き出ること。
「土筆」は土から出てくるその姿が筆に似ているから、当て字である。

♪つくし、誰の子、杉菜の子・・

の童謡にあるように、つくしはスギナの子供である。
スギナは農家においては「厄介な雑草」なので除去、で最近は少なくなったのか?
産直ではパックに入れて販売している。考えられない。

採るよりも処理がやっかいだ。
一本一本軸にある鞘(はかま)をむしり取り、水に放し何度もよく洗い、茹でて灰汁を取り、水に放す。
指先は汚れなかなか取れない厄介物であもる。

それだけに春の珍味を味わえる。
一番は「卵とじ」であろう。きんぴら、天ぷら、佃煮、味噌汁もいい。
菜の花の一緒にパスタにしても合う。ほろ苦さは春ならではの味わいである。

明日は「彼岸入り」、初物はまずは仏壇にお供えしよう。
[ 2019/03/17 09:32 ] 季節のたより | TB(0) | CM(0)

暖かさに伴って花粉飛ぶ

今週は全国的に晴れて春を感じる暖かさになるという。
同時に花粉が飛びだした。スギは3月上・中旬にピークを迎える。
全国的には例年より多めだが四国は例年並みの予想だ。

花粉症言へずの愁ひあればなり (上田五千石)

先般耳鼻科を受診、点鼻薬、張り薬(テープ)、鼻うがいを処方された。
以前は抗アレルギー薬を処方されていたが他の投薬も多いので変えたという。
最近は「舌下免疫療法」も多いようだ。
数年前に鼻の乳頭腫切除手術をした以降、くしゃみや鼻つまりは無くなった。
涙、眼のかゆさは相変わらずだ。点眼液は眼科からの処方物を使っている。
3・4月よりは5月の方が症状が強い。スギよりヒノキ、ブタクサかも知れない。

子供の頃、寒さのため「みづっぱな」の子は多かったが「花粉症」なんて無かった。
戦後森林資源の観点からこれらの樹木が大量に植林され、3~40年以上の時を経て花粉が作られるまでに成長したスギやヒノキが、風に乗って花粉をまき散らしているのが原因だ。
特に晴れて暖かく風が強い日は大量に飛散するから要注意だ。
地球温暖化、PM、黄砂、食生活の欧米化、住環境の変化、ストレスなども関連しているのではなかろうか?

今やアレルギー疾患に悩まされている患者数は、5割とも言われている。まさに国民病だ。
2月20日は「アレルギーの日」、毎年2月17日から23日の1週間は「アレルギー週間」だ。
全国でフォーラムなど啓発普及活動が展開される。
マスクや薬の対策もさることながら、衣服や洗濯物は掃い家に花粉を持ち込まないことも大切だ。


花粉症薬


[ 2019/02/18 10:28 ] 季節のたより | TB(0) | CM(0)

山茶花と椿

さざんかつばき

♪さざんか さざんか さいたみち
 たきびだ たきびだ おちばたき
 「あたろうか」「あたろうよ」
 しもやけ おててが もうかゆい


ご存じ童謡「たきび」だ。
晩秋から初冬にかけて目を楽しませてくれた「山茶花」もバラバラと散り出した。
山茶花、元々は沖縄・西日本に咲く白い花である。
ツバキ科の一種であり、日本生まれの花だが、最近は品種改良で赤やピンクなどバリエーションも多様だ。
寒さにも負けず咲く姿から「困難に打ち勝つ」「ひたむきな愛」「理想的な恋」の花言葉が添えられている。
だからか散る姿は儚さを感じます。

♪咲き乱れて ぽとりと落ちる椿よ
 枯れることも 萎れることもしないで
 美しい姿で 自ら切り落とすの
 永遠でいたいの そう告げるように…
 ひらひらと 舞い散るような 命はいらない


女性シンガーソングライター柴田淳の「椿」である。
これからは「椿」の季節。季語では山茶花は冬、椿は春である。
椿は万葉の昔から親しまれている、日本原産の植物、全国的に咲く。
代表はヤブツバキである。
花の色は、白やピンク、赤や赤紫だが、改良され多様な種類がある。
山茶花の葉はギザギザで花は大きく開いて咲く。
椿の葉はつるりと丸みを帯び、花は完全に開ききらずカップ状に咲くのが多い。
花言葉は、「控えめな優しさ」「控えめな美しさ」「誇り」。詫び・さび。
格調の高い花であり、一期一会の心も映し出すことから茶人好みの花として、茶席の主流になっている。
[ 2018/12/11 09:53 ] 季節のたより | TB(0) | CM(0)