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早や真夏日だ!

泰山木

 かぜとなりたや
 はつなつのかぜとなりたや
 かのひとのまへにはだかり
 かのひとのうしろよりふく
 はつなつのはつなつの
 かぜとなりたや
     
    
     「初夏の風」 川上澄生(1926年

新緑・若葉・新樹・薫風・・・
立夏を過ぎてこのかぐわしい香りを感じ取ったのは、ほんのつかの間である。
人生で言えば青春の時、我が青春も遠い過去になった。
卯の花(ウツギ)、鈴蘭、白牡丹、芍薬、てっせん、アカシア、泰山木・・・
花達も衣更えしだし、夏景色に、清楚な白い花たちが、気品をもって咲きそろいだした。

夏めくや男結びの白の帯 (篠原 美加英)

今日は日本列島各地で暑くなる見込み。
全国アメダス地点の6割以上で25度以上の夏日。1割近くが30度以上の真夏日の予想。
当地は30度と真夏日、7月並みである。
明日はさらに暑くなる所が多くなり、週明けまで暑さが続くことになるとか。

「夏めく」どころか一気に「真夏日」に突入だ。
春はますます短くなってきたような感じがする。
天気も変わりやすく二季の季節が同居しているようだ。

今日は大学病院に受診に行く。半袖に衣更え、白にするか!
夏の色と言えばやはり白が良く似合う。
体はまだ春のまま、夏の暑さになれていない。
熱中症には要注意だ。
住居もそろそろ夏仕様に衣更えしなくちゃ。

「小満芒種(スーマンボースー)」、間もなく嫌な「梅雨」も迎える。
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[ 2019/05/23 08:52 ] 季節のたより | TB(0) | CM(0)

春の味~土筆(つくし)~

土筆13年

お彼岸や心の丈に土筆摘み (森澄雄)

「つくしんぼう」、春の風物詩であるが、この田舎でも親子連れで摘む姿は見かけなくなった。
古くは「つくづくし」といいった。「つくし」はそれを略したものである。
「つく」とは「突く」、地面から突き出ること。
「土筆」は土から出てくるその姿が筆に似ているから、当て字である。

♪つくし、誰の子、杉菜の子・・

の童謡にあるように、つくしはスギナの子供である。
スギナは農家においては「厄介な雑草」なので除去、で最近は少なくなったのか?
産直ではパックに入れて販売している。考えられない。

採るよりも処理がやっかいだ。
一本一本軸にある鞘(はかま)をむしり取り、水に放し何度もよく洗い、茹でて灰汁を取り、水に放す。
指先は汚れなかなか取れない厄介物であもる。

それだけに春の珍味を味わえる。
一番は「卵とじ」であろう。きんぴら、天ぷら、佃煮、味噌汁もいい。
菜の花の一緒にパスタにしても合う。ほろ苦さは春ならではの味わいである。

明日は「彼岸入り」、初物はまずは仏壇にお供えしよう。
[ 2019/03/17 09:32 ] 季節のたより | TB(0) | CM(0)

暖かさに伴って花粉飛ぶ

今週は全国的に晴れて春を感じる暖かさになるという。
同時に花粉が飛びだした。スギは3月上・中旬にピークを迎える。
全国的には例年より多めだが四国は例年並みの予想だ。

花粉症言へずの愁ひあればなり (上田五千石)

先般耳鼻科を受診、点鼻薬、張り薬(テープ)、鼻うがいを処方された。
以前は抗アレルギー薬を処方されていたが他の投薬も多いので変えたという。
最近は「舌下免疫療法」も多いようだ。
数年前に鼻の乳頭腫切除手術をした以降、くしゃみや鼻つまりは無くなった。
涙、眼のかゆさは相変わらずだ。点眼液は眼科からの処方物を使っている。
3・4月よりは5月の方が症状が強い。スギよりヒノキ、ブタクサかも知れない。

子供の頃、寒さのため「みづっぱな」の子は多かったが「花粉症」なんて無かった。
戦後森林資源の観点からこれらの樹木が大量に植林され、3~40年以上の時を経て花粉が作られるまでに成長したスギやヒノキが、風に乗って花粉をまき散らしているのが原因だ。
特に晴れて暖かく風が強い日は大量に飛散するから要注意だ。
地球温暖化、PM、黄砂、食生活の欧米化、住環境の変化、ストレスなども関連しているのではなかろうか?

今やアレルギー疾患に悩まされている患者数は、5割とも言われている。まさに国民病だ。
2月20日は「アレルギーの日」、毎年2月17日から23日の1週間は「アレルギー週間」だ。
全国でフォーラムなど啓発普及活動が展開される。
マスクや薬の対策もさることながら、衣服や洗濯物は掃い家に花粉を持ち込まないことも大切だ。


花粉症薬


[ 2019/02/18 10:28 ] 季節のたより | TB(0) | CM(0)

山茶花と椿

さざんかつばき

♪さざんか さざんか さいたみち
 たきびだ たきびだ おちばたき
 「あたろうか」「あたろうよ」
 しもやけ おててが もうかゆい


ご存じ童謡「たきび」だ。
晩秋から初冬にかけて目を楽しませてくれた「山茶花」もバラバラと散り出した。
山茶花、元々は沖縄・西日本に咲く白い花である。
ツバキ科の一種であり、日本生まれの花だが、最近は品種改良で赤やピンクなどバリエーションも多様だ。
寒さにも負けず咲く姿から「困難に打ち勝つ」「ひたむきな愛」「理想的な恋」の花言葉が添えられている。
だからか散る姿は儚さを感じます。

♪咲き乱れて ぽとりと落ちる椿よ
 枯れることも 萎れることもしないで
 美しい姿で 自ら切り落とすの
 永遠でいたいの そう告げるように…
 ひらひらと 舞い散るような 命はいらない


女性シンガーソングライター柴田淳の「椿」である。
これからは「椿」の季節。季語では山茶花は冬、椿は春である。
椿は万葉の昔から親しまれている、日本原産の植物、全国的に咲く。
代表はヤブツバキである。
花の色は、白やピンク、赤や赤紫だが、改良され多様な種類がある。
山茶花の葉はギザギザで花は大きく開いて咲く。
椿の葉はつるりと丸みを帯び、花は完全に開ききらずカップ状に咲くのが多い。
花言葉は、「控えめな優しさ」「控えめな美しさ」「誇り」。詫び・さび。
格調の高い花であり、一期一会の心も映し出すことから茶人好みの花として、茶席の主流になっている。
[ 2018/12/11 09:53 ] 季節のたより | TB(0) | CM(0)

秋の野

わが袖にまだき時雨の降りぬるは君が心に秋(飽き)や来ぬらむ(古今和歌集)

あなたの心に「飽き」が来て、涙に袖がぬれたわけではない。
9月に入って雨が降らなかった日は数日、記録的な秋の長雨に飽き飽きしたのだ。
でもそのお蔭で猛暑から一転、朝晩は急に涼しくなった。
一気に半袖から長袖に衣更え、東京では季節外れの寒さとなっている。
長袖どころかコートを羽織って、マフラーをしている方たちもいる。

秋の野や草の中ゆく風の音(松尾芭蕉)

午後には雨も上がり久しぶりの晴れ間、散歩に出かけた。

   秋の野

 あの子がゆくよ
 見たよなあの子
 おんなじみちを
 おんなじほうへ
 だれだろあの子
 ちいさなあの子
 わたしのまえを
 わたしのように

 あの子がゆくよ
 かみの毛がひかる
 野のみちこみち
 もう日は暮れる
 はぐれなあの子
 見たよなあの子
 お月さま出たに
 ほおーいと呼ぼうよ

    北原白秋作詞、團伊玖磨作曲

秋の野 井原義則


秋の野1秋の野2
秋の野3秋の野4

今日も予報では晴れ、でも明後日には大型で非常に強い台風24号が来る。
台風が過ぎた後は、日本列島にもようやく秋らしい晴れの天気が期待できそうです。

[ 2018/09/28 05:44 ] 季節のたより | TB(0) | CM(0)