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地域にも「三方よし」の精神を

「売り手によし、買い手によし、世間によし」

売り手とは「企業」のこと、買い手とは「消費者」のこと、世間とは「地域」のことである。
これを「三方よし」という。
江戸時代に近江(滋賀県)から全国各地に進出した近江商人の経営理念である。
ルーツは伊藤忠商事・丸紅という2つの大手総合商社の創業者、伊藤忠兵衛である。
「商売は菩薩の業(行)、商売道の尊さは、売り買い何れをも益し、世の不足をうずめ、御仏の心にかなうもの」。
行商人という「よそもの」でありながらも、この理念を実践することで「信頼」を獲得してきたのである。
この精神は現代の社会的責任(CSR)に繋がるものとして、多くの企業の経営理念の根幹となっている。
人も地域も企業も行政も「信頼」が何よりも大事であり、最高の資産なのである。

新型コロナウイルス感染症の影響は、生活・地域経済にも暗い影を落としている。
日常の生活も感染防止のため、三密の回避、マスク・手洗い等の励行、買い物・飲食・娯楽・スポーツ・交通機関の利用など各場面で大きく変わってきた。
地域創生は観光客、インバウンド誘致という路線も、観光業、飲食店、観光施設、商店街は集客を、人が来れば来るほど素晴らしいという考えも、根底から揺らぎだした。
当たり前だと考えられてきたことが、新型コロナウイルス一つで通用しなくなったのである。
新型コロナは治療薬やワクチンの開発でいずれ収まる。待っていれば元の社会に戻るから今はガマンしていればいい。という考えもあろう。だがそれでいいのであろうか!!

これから私達は、新型コロナウイルスと長くに渡って付き合っていかなくてはならない。
利他の心を失い、差別や偏見も生じている。
”「家」でよし、「外」でよし、「社会」よし”、とするコロナ過での新しい地域社会を構築していかなければ未来はないかも知れない。その鍵は「絆・AI・信頼」、名付けて“BAT”。
行政が主体となり、地域住民、事業者が知恵を絞り、「三方よし」となるシティ・アイデンティティ(BAT戦略)を作る
時期に来ている。
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[ 2020/09/08 07:27 ] コラム | TB(0) | CM(0)

生きる力

定年退職者の中には「夫は仕事に出る、妻は家庭を守る」といった価値観を持つ世帯、特に男性はその傾向が
強かろう。「ボツ(没)イチ男」にはならない、なりたくないと思っても「人生100年時代」、妻に先立たれる男も少な
くない。

没イチとは“家庭の場”が無くなる、何でも一人でやらなければならないという現実、試練が圧し掛かるということ
である。家計はもとより、何がとこにあるのかも分からない。
食事の準備・片付け、掃除、洗濯、ゴミ出し、近所との付き合い等々、家の事ができない男のダメージは大きい。
そんな先輩を多く見てきた。悲しみや孤独感から立ち直れず、後を追うように亡くなる。
一人生活18年、衣食住一切やってきた私にはその心配はないが、家じまい、死に様には一抹の不安がある。

コロナ禍で、テレワークが急伸し、働く主婦が夫に求める要望の1位が「料理」、2位が「買い物」、3位が「子どもの
宿題・勉強」だそうだ。夫が「家事・育児を全く行っておらず不満」とする人の比率が増えている。
「コロナ離婚」増加の一要因か?
共に働く夫婦が家庭で過ごす時間が長くなる。どう家事育児をシェアし合うか、新しい生活様式の構築が望まれる。

一方で「おひとりさま」、独身大国日本、2040年には人口の約半分がソロになると予測されている。
皆婚社会から未婚社会へ、コロナ過もあって「一人○○」が流行っている。
カラオケ、ショッピング、弁当、居酒屋、回転寿司、旅、誕生日、映画鑑賞・・・等々
難易度が高い一人を楽しむ指南書もネット上には溢れている。
1日、「防災の日」に伴う自治体の防災訓練、今年は新型コロナ禍で中止、一人防災訓練とも言える「セルフ防災
訓練」に変わった。

これからの人は「ソロで生きる力」は身につけていくことだろう。
この指向は、人間本来がもつ自己実現の欲求なのだろうか。
地域や職場や家族といった、かつてのコミュニティーは融解してゆく。
安全・社会的・承認といった欲求は何処に、身も心も独りぼっちになってしまうではないか。
人間は様々な. 集団や社会の一員であり、一人では生きられないのである。
これからは男女とも「仕事と家事・育児の両足で立てる人間」にならなければいけない。
そして生き抜く鍵は「人とつながる力」であると信ずる。それが「生きる力」だ。

[ 2020/09/03 07:05 ] コラム | TB(0) | CM(0)

笑顔を取り戻そう

新型コロナウイルスの長期化に伴い、体調を崩してしまった人が多く出てきている。
「コロナ疲れ」は、ほぼ全国民に蔓延しているといっても過言ではなかろう。
しかも、この状況がいつ収束するのかわからないのである。

今日8月30日は「ハッピーサンシャインデー」。
ハッピーは「幸福な」、サンシャインは「陽気」つまり、「太陽のような明るい笑顔によってハッピーになれる日」。
「ハッピー(8)サンシャイン(30)」の語呂合せである。

新型コロナウイルスは人類から「笑顔」を奪った。その罪は大きい。
「笑う門には福来たる」、「一日一笑」、「笑いは人の薬」、「笑う顔に矢立たず」、「笑って損した者なし」。
笑いは、脳の活性化、記憶力UP、血行促進、免疫力向上、ストレス解消、リラックス効果、カロリー消費、
筋力アップなど心身に絶大な効果をもたらす。

しかし人との接触がままならず、自粛生活の中で、笑うことが少なくなってきた。
意識して笑うのはなかなか難しいものである。
このご時世、お笑い番組やコメディ映画もめっきり減ってきたようだ。

“笑える毎日”をどう作ればいいのか!漫才・落語を聞くにも限界がある。
一人で笑っていれば不気味に映る。
人とのコミュニケーションの中にこそ前向きな笑いがあり、健康にプラス効果をもたらす。

こんな時には、意識して周りの出来事を観察することが必要なのだろう。
意外なほどネタはたくさん見つかるかもしれない。
その人がいるだけで、まわりが明るくなり暖かい気持ちになれる。
そんな人間が今こそ必要なのではないだろうか。

明るい笑顔でハッピーな気分に過ごせる日が早く来て欲しい。
今日はとびっきり美味しいアイス、いやスイーツを食べようか!!
[ 2020/08/30 11:55 ] コラム | TB(0) | CM(0)

昼カラで新型コロナ感染拡大~しっかりとした対策を~

石川、富山、福井、北海道、茨城、千葉、静岡、愛知、京都、福岡、佐賀など全国各地で昼間のカラオケ店で
新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が相次ぎ、家族らにも陽性者がでている。
四国にも飛び火、徳島県南部のカラオケ喫茶で男女6人が感染、県はクラスターと認定した。

「カラオケ店」と一括りにされて表現されているが、大きく分類すると、
1. カラオケボックス
2. カラオケ喫茶
3. カラオケスナック・バー・クラブ

多くの感染者が出たのは3番目、「カラオケ付の夜の繁華街の接待を伴う飲食店」である。

カラオケボックスの多くは大手が経営しており、休業や対策をしっかりしているので感染者出ていない。
高松ではイオン系のぺガスは再度8月末まで休業している。拡大が収まらなければさらに延長するだろう。
最近は「カラオケ喫茶」から発生している。
カラオケ喫茶はカラオケ好きの方が個人・夫婦で開店しているケースが殆どである。
最近は名の通り喫茶、アルコールを提供している店は少ない。
ただ、借店舗の場合は飲食・アルコール抜きには経営は成り立たない、カラオケより重視だ。

大声を発して歌うカラオケは、飛沫が広がりやすい。
加えて高齢、常連、長時間、3密なのだからクラスターになる条件は揃っている。
盲点だったという見方もできる。

国立感染症研究所(感染研)は、カラオケのある飲食店での「昼カラオケ」や接待を伴う飲食店では、
3密、マスクを着用しない、症状のある人の利用や勤務、利用者が複数の店に行って感染を広げる
などの共通点があったと分析している。
また、カラオケ3業界団体が「感染予防対策の指針」を5月25日に出している。

カラオケ場の感染予防ガイドライン

事業者に対し部屋の換気設備を稼働させ、利用客を定員の半分以下に制限、向かい合わないよう座席を横並
びにする、間隔を1m以上、できれば2m空ける、来店者の名簿作成、マイク・機器・設備・備品類をこまめに消毒
するなど求めている。
利用客には、歌と飲食の時以外はマスクを着け、歌う人との間を2m以上空けることなどをお願いするとしている。

カラオケ喫茶は店主の判断に頼るところが大きい。
全く対策をしていないお店はないが、濃淡がある。業界方針が周知徹底しているか疑問は残る。
カラオケ店ではどの程度団体に加入しているのであろうか?

高齢者の居場所、「唯一の生きがい」と言う人も少なくないが、最近は感染の怖さ、家族の忠告、仲間が来ない
などから店は閑古鳥状態である。私も長らくご無沙汰である。

“カラオケが一番!” カラオケは心身の両方に健康効果をもたらす。
だから介護福祉施設などでも認知症や誤嚥性肺炎の予防、免疫力強化の面からカラオケを取り入れている。
多くの高齢者にとって今、健康を取り戻し、ストレスを発散できるのである。
新型コロナでカラオケができない、健康を害したとの声も聞く。

カラオケを楽しむのであれば、ルールの順守が前提になる。
事業者・利用者双方の幸せのためにも、再度チェックし、今やるべき対策をしっかりと遂行しましょう。
[ 2020/08/26 08:12 ] コラム | TB(0) | CM(0)

桐一葉(きりひとは)

桐の葉 季節の花 300

秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる(古今和歌集)
「落一葉而知秋(一葉知秋)」、一葉(ひとは)落ちて秋の到来を知る。


風の音に、風も無いのに大きな桐の葉がはらりと落ちる様子を見て、秋の訪れを知る。
立秋も過ぎ、季節の移ろいがそろそろ見えてもと思うが、連日猛暑日である。

我宿の淋しさおもへ桐一葉(松尾芭蕉)
桐一葉日当たりながら落ちにけり(高浜虚子)


桐一葉」、古代中国の書『淮南子』の「一葉落ちて天下の秋を知る」から出た言葉である。
坪内逍遥の豊臣家没落を題材にした戯曲に「桐一葉」がある。
桐は戦国の武将たちの家紋や装飾文様、茶の湯の世界でも多く見られ、箪笥や下駄、琴、木目込み人形、
500円玉にも使われなど、古くから親しまれている植物である。
衰亡のきざしを象徴する言葉でもある。

暮影ゆふかげ高く秋は黄の
桐きりの梢こずゑの琴の音ねに
そのおとなひを聞くときは
風のきたると知られけり
   
  秋風の歌 島崎藤村(若菜集より)


♪いつか別れる 運命(さだめ)でも
 永久(とわ)の縁(えにし)を 信じてた
 桐の一葉が 落ちるのを見て
 秋の訪れ 知るように
 あなたに抱かれて あなたに抱かれて 知りました
 夢の終わりを 恋一葉

   恋一葉 歌:寺本圭佑 作詩:伊藤美和 作曲:小田純平

新型コロナウイルスの勢いは衰えそうにない。
世界主要国の2020年4~6月期の実質国内総生産(GDP)は前年同期比9.1%減少した。
リーマンシヨック時の約3.5倍の落ち込みである。
内閣府が昨日発表した今年4~6月期の国内総生産は物価変動を除く実質で前期比7.8%減。
年率では27.8%減と戦後最大の落ち込みとなった。コロナ禍の傷の深さが鮮明になった。

栄枯盛衰」「人間万事塞翁が馬」というが、幸福は不幸に、不幸は幸福にいつ転じるか分からない。
まさに「諸行無常」である。
山よりでっかい猪は出ん」、どんなに苦しい局面や困難な状況におかれても、人類は克服してきた。
解決できないことはない。
新型コロナウイルスのパンデミックも何れ終息するであろう。だが子招いていてはいけない。
今の対応、将来の対応をしっかりしておくことが大切である。

ビジネスの世界においてもしかり、個人でも自然治癒力を高め、重症化し難い体質をつくる。
新しい様式に切り替える必要がある。そこにおいて差がでてくる。
それには「桐一葉」、いや「恋一葉」、熱い血潮がいる。
[ 2020/08/18 14:06 ] コラム | TB(0) | CM(0)