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海水はしょっぱい

「日本の渚百選」に選ばれているさぬき市津田の松原、10日に海水浴場海開きをした。
だが、梅雨寒で人もまばらである。海水浴客で賑わうのは少し先か!

讃岐は海岸、昔は白砂青松が長く続き本当に綺麗だった。
広い干拓、雨が少ないという気象条件から塩づくりが盛んで砂糖・綿と並んで“讃岐三白”、
かつては「塩田王国」と呼ばれていた。

子供の頃、屋島を汽車で通るとき、高さ5~6mはあろうか、竹の枝で組んだ流下式の塩田が壮大に映った。
それ以前は朝ドラ「まれ」で見られた「揚浜式塩田」、「まんぷく」では「入浜式塩田」が主流だった。
海水を汲んで鉄板でというので入浜式というのはいささか?

ところで海水は何故塩っぽいのか!
海水の塩分濃度は3.5パーセントで、舐めるとかなり塩辛い。
一つ目が、地球に海ができた直後からしょっぱかったという説。およそ46億年前のできたばかりの地球は、熱い溶岩のかたまりで海もなかった。それが、次第に温度が下がり、空気中の水蒸気も冷えて雨が降るようになった。
雨は空気中の塩素ガスを溶かして流れ、塩素を含んだ水が大地にたまった。また、この頃の大気は、火山から噴出したガスで満ちていたが、火山ガスを含んだ雨は、岩を溶かす力もとても強い。
そのため、岩石や土に含まれているナトリウムが溶けて海に流れ込み、塩素と結びつくことで塩化ナトリウムを含んだ海ができたというのだ。
もう一つが、地球に陸ができてから徐々にしょっぱくなったという説。
地球に陸ができたのはおよそ27億年前で、陸地の岩や土に含まれていた塩素やナトリウムが雨によって溶け出し、海まで運ばれた。海水が太陽に照らされると、水分だけが蒸発する。これが何億年も繰り返されるうちに、塩分濃度が徐々に濃くなったというのだ。
海の水は常に蒸発しているが、それがまた雨になり、川になって海に戻るため、地球に生物が出現して以来、塩分濃度は変わっていない。(雑学総研)

地球温暖化で南極や北極の氷が溶け、海水が増えて、海水面が上昇することが心配されている。
濃度だけでなく色々な影響が起るだろう。それが心配だ。
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[ 2019/07/17 09:44 ] コラム | TB(0) | CM(0)

霍乱(かくらん)

「梅雨寒」のせいなのか風邪気味の人が多い。
私も先月、寝冷えに加え冷気にあたり、調子を崩した。
眼、鼻、喉、喉は未だ元に戻っていない。
末娘の孫も数日前から熱を出し、夏風邪と診断されたようだ。
だが、「霍乱」というには大袈裟すぎる嫌いがする。

「霍乱」、最近はあまり使わなくなった、いやすでに死語になっている嫌いさえする。
「鬼の霍乱」、今の若い人は言葉さえ知らないだろう。

「霍乱」とは、熱中症、吐き気、下痢などの、夏に起きやすい体調不良の総称である。
“え~あの人が熱中症で倒れた?まさに鬼の霍乱だね”なんて、
特に日頃元気な人が珍しく病気になるった時に使われる。

「霍乱」であって「撹乱」ではない。撹乱はかき乱すこと・混乱させることであり、病気ではない。

霍乱にかゝらんかと思ひつつ歩く(高浜虚子)

寒い梅雨が明けると猛暑日が待ち受けている。熱中症も急増するだろう。
体力に自信があっても30℃を超えると堪える。特に高齢者は要注意だ。
散歩も軽んじてはいけない、屋外の作業もだ。
皆様も「鬼の霍乱」とならないよう、納涼、扇風機、エアコンなど上手に使いましょう。

そうそう、目上の人に直接「鬼の霍乱」でしたね~などというのは失礼です。
気をつけて使って下さいね。そんな言葉使わないよ!失礼しました。
[ 2019/07/16 09:11 ] コラム | TB(0) | CM(0)

海の日に思う

今日は国民の祝日「海の日」である。
「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」日である。
世界の国々の中で、海の日を国民の祝日としている国は日本だけである。
元は「海の記念日」、1941(昭和16)年制定。1995(平成7)年、「海の日」に改称、2003(平成15)年に
ハッピーマンデー制度により第3月曜となった。

此処で生まれし者は皆
結の絆で 結ばれる
浜の砂子(いさご)を 手に取れば
若き日の夢 よみがえる
今も真直ぐ 生きてるか
叱ってください 叱ってください
母なる島よ
    
 

     母なる海よ 歌:大月みやこ 作詞作曲;オオガタミヅオ


「海」は氵→水の象形。毎→髪飾りを付けて結髪する女性の象形から成る。
また「うみ」の“う”は大きい、“み”は水の意味。
「産む」にも通じることから、古来、日本では海は「母なる国」と言われてきた。

海まで徒歩5~6分という環境に生まれ、育った。商業港は活況、漁港も活況、小魚はいくらでも釣れた。
白砂青松の砂浜では天日干ししているイリコやシラスを失敬しながら甲羅干・海水浴と海は身近だった。

日本財団による「海と日本人に関する意識調査」によると、3割が「海に行きたくない」。
10代の4割が「この1年間で海に行ったのが0日」と若い世代を中心に海離れが進んでいる。

四方を海に囲まれている日本だが私が育った頃は海・川・山、自然と遊ぶ機会が多く親しみがあった。
今は砂浜がなく、防波堤、海水浴でなくプールでのスイミング、海は遠のくばかりである。

海の恩恵、魚だけではない、大気、資源の多くは、海からの恩恵である。
海の面積は地球の7割を占め、全生物種の3割が生存している。食料の3割は海から供給なのである。
鉱物資源、海底にはマンガン塊など多くの金属、レアメタルが眠っている。
石油、天然ガスなどのエネルギー資源、3割は海底採掘なのである。
生命維持に不可欠な地球上の酸素の3分の2がつくられている。

海の恩恵を受けながら、人間は海に何をしてきたのか!
漁業の乱獲、工場や農場、家庭からは廃水、ゴミ、汚染物質、化学物質などの汚染物質を垂れ流し、
沿岸の開発、埋め立て、タンカーや原発などの事故、地球温暖化による海水温の上昇、酸性化をもたらした。
最近はプラスチックごみ問題、一年に少なくとも8百万トンのプラごみが海に流れている。
その重量は2050年までに魚を上回るとの予想もある。
大阪でのG20では「海洋プラごみを50年までにゼロにする」との採択がなされた。
だが海に接する機会が少なく親しみがない現状では前途は厳しい。

「うみ」は大きい水だが浄化力は無限ではない。温暖化、海洋汚染は地球大の喫緊の課題。
特に海に囲まれた日本は、「繁栄は海と共にある」その自覚をもっと国民的に強めていく必要がある。
怠ると必ずしっぺ返しに合う。

連休、海レジャーで海を汚していませんか、ゴミは持ち帰りましょう。

[ 2019/07/15 09:53 ] 記念日 | TB(0) | CM(0)

夏を涼しく~夏座敷~

夏座敷19

家の作りようは、夏を旨とすべし。
冬は、いかなるところにも住まる。
暑き比、悪しき住まいは、堪へ難き事なり 

          吉田兼好「徒然草」

昔の家では夏になると、ふすまや障子を外して、「簾戸(すど)」に替え、「簾(すだれ)」を吊るし、
畳の上には「籐むしろ」や「籐あじろ」を敷いた。

模様替して今日よりの夏座敷(長蘆葉愁)

「夏座敷」には、蒸し暑い日本の夏を快適に過ごすための先人達の知恵と日本人独特の繊細な美意識があった。

籐むしろの上で大の字で寝ると冷たくて気持ちがいい。浴衣を着て端居に置いた籐の椅子で冷たい物をいただく。
風鈴の音を聞きながら、夕方には打ち水、団扇片手に涼をとる。
夏布団に蚊帳・・・日本古来の豊かな夏の住まい、「涼を心で味わう」まさに夏座敷の醍醐味である。
そこには自然と暮らしを融合させる情緒があった。

今の住まいは、和室がないから畳もなく、床は全てフローリング、各室にエアコンありきが前提に作られている。
これを生活の豊かさというのであろうか!
技術の進歩が逆に自然環境に逆らった面もいがめない。だからしっぺ返しに合う。
原点に返って自然と優しく付き合う姿勢を取り返すべきだ。「住」も同様ではないか。

床の間、床柱、畳、襖、障子、縁側・・・世界に誇れる日本の精神文化である。
「日本のもてなし」の原点は、「伝統的な暮らし」の中にある。「和道」といってもいい。
四季のある日本、自然と対話して暮らすには床の間のある文化と芸術の和室、畳の間が本命である。
日本人の心・感性は増々劣化していくように思えてならない。

マンションであろうとも工夫次第では涼しい演出はできる。
我が家なりの「夏座敷」設えてみませんか。
[ 2019/07/14 07:09 ] 和文化 | TB(0) | CM(0)

7月盆

この時季に合はせ詣るも盂蘭盆会 (稲畑汀子)

お盆と言えば全国的に8月が殆どである。だが日本には3つある。

① 新暦のお盆:7月13日~16日、東京を中心とした一部。
② 月遅れのお盆:8月13日~16日、ほぼ全国的に多くの地域で主流。
③ 旧暦のお盆:旧暦の7月15日、毎年変わる。今年は8月25日。沖縄・奄美地方など。


ニュース報道では13日から3連休、15日は「海の日」、梅雨寒で海どころでない、
お墓参りの話などついぞ出ない。

お盆はもともと初秋の旧暦7月15日に行われてきた。新暦でいえば8月半ばである。
ところが1872(明治5)年に太陰暦(旧暦)から太陽暦(新暦)に変わった。
東京の一部では新暦に変えたが、農村部ではまだ忙しく、梅雨最中、どうもしっくりこない。
旧暦でしようにも毎年日が変わる、これも厄介。
そこで浮上してきたのが「月遅れのお盆」。

今年のゴールデンウィークは、令和、元号変更もあって過去最大の10連休となった。
その陰に隠れがちだが、お盆も日並びも良く最大9連休(8月10~18日)となる。
お盆の過ごし方、「海外旅行」が最も多く、次いで「国内旅行」「自宅でゆっくり休む、たくさん寝る」。
「帰省・里帰り」は2割に満たない。
お正月もお盆もレジャーのためのお休みとなってしまった。

先祖あっての今の自分がある。「盆道」遠く也にけり。
これでいいのか日本。
[ 2019/07/13 06:43 ] 季語・歳時記 | TB(0) | CM(0)