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牡蠣(かき)

讃岐の冬の魚介といえば、「ハマチ」「カキ」「タイラギ」「ワタリガニ」「イイダコ」「ナマコ」などが挙げられる。

ひけた鰤ポスター

トロ箱の小さしと跳ねて寒の鰤 (川上弥生)

「養殖ハマチ」は東かがわ市引田の安戸池が発祥の地である。
そこで育てたのが「ひけた鰤」、今が旬である。
何よりも美味しさに拘り、徹底的に餌を追及して育てたブランド魚である。
関西の正月料理には欠かせない鰤、“ひけた鰤”を是非どうぞ。

牡蠣焼き 30minより

瀬戸内の志度で育てし旬の牡蠣

「牡蠣」と言えば広島だけじゃない。冬の味覚カキの出荷が本格化している。
暖冬で心配されたが身はしっかり詰まっており、味も良好という。ただ小粒のような気がする。
牡蠣は「海のミルク」と呼ばれるように栄養価が高いが食べ過ぎには要注意だ。

かつて産地さぬき市志度ね名物の「かき焼き」を食べに行った。
大きな鉄板一面に牡蠣が並べられ、焼けるのを待つのである。
焼けると軍手片手にレモンやワイン、ポン酢、マヨネーズ、バター、チーズなど好きなものをトッピングして食べる。
これが実に美味いのである。30~40個位は食べられる。
味を占めて続けて3度訪問した。最後は牡蠣匂いが鼻について数カ月も残った。それ以降遠ざかった。
何でも程々がいい。
天然物は夏が旬である。東北で食べたあの味は養殖では味わえない。
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[ 2018/12/18 10:31 ] 食材 | TB(0) | CM(0)

鶴(ツル)

ツル1ツル2

ふり仰ぐ空の青さや鶴渡る (杉田久女)

日本最大のツルの渡来地である鹿児島の出水には、毎年10月中旬から12月頃にかけて、
1万羽を超える「万羽鶴」が越冬のためシベリアから渡来し、2月頃まで滞留する。
主に鍋鶴(ナベヅル)だが、真鶴(マナヅル)、黒鶴(クロヅル)もいる。
国の特別天然記念物にも指定されている。
全長70~150㎝ほど。ほっそりとした体形で首と脚が長い。羽の色は主に暗灰色ないし白色である。

方や日本を象徴する「丹頂鳥」は北海道東部でしか見られなくなった。
白と黒と赤のシンプルで美しい姿の留鳥である。
釧路湿原国立公園に位置する鶴居(つるい)村、村名の由来でもある丹頂鶴の生息・繁殖地である。
1924年に約30羽となったが現在では2000羽近くにまで増加している。

四国でも各地でナベヅルの飛来が多数確認されており、その数300羽ほど。
鶴ではないが絶滅の危機にある幸せ運ぶ「コウノトリ」もやってきた。
何と電柱の上に巣をつくり四国初のヒナも誕生した。
四国霊場20番、鶴林寺は弘法大師空海がこの山で修行中に雌雄の白鶴が杉の梢で小さな金の
地蔵菩薩像を守護していたという。

私は自然界でまだ鶴は見たことがない。近くに飛来してくれないかと願う。
[ 2018/12/15 12:41 ] 季語・歳時記 | TB(0) | CM(0)

今年の漢字

今日、12日は「漢字の日」。「いい(1)じ(2)いち(1)じ(2)」(いい字1字)の語呂合せ。
日本漢字能力検定協会(漢検)が1995(平成7)年に制定した。
その年の世相を一字で表現する漢字、95年は「震」、阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件があった年だ。
その後、「食」「倒」「毒」「未」「金」「戦」「帰」「虎」「災」「愛」「命」「偽」「変」「新」「暑」「絆」「金」「輪」「税」「安」「金」、
そして昨年は「北」だった。 「金」は3度選ばれている。

今日、京都・清水寺で発表された今年の漢字は「」だった。04年に続き2度目である。
福井で37年ぶり記録的豪雪に始まり、西日本豪雨、大阪北部地震、北海道胆振東部地震、台風による関空水没など日本列島は災害に見舞われた。
仮想通貨の流出問題、スポーツ界のパワハラ問題などの人災も選出理由に挙げられた。
暦年をみても明るい漢字が少ない。来年は明るい漢字にしたいものだ。

漢字と言えば、芥川賞作家の川上未映子さんは「主人や家内、嫁という言葉を使うのはやめよう、これらの言葉はもはや賞味期限だ」といい、話題になった。
「主人というのは従属関係を示す言葉で、自分が相手より劣った存在である、身分の低い存在であるということを表す言葉だ。例えば自分の妻のことを嬉しそうに“嫁”と言った瞬間、私の中でその男性の知性は最低ランクだ。これらの言葉は差別用語として広く認識されればいい」と言った。
慣習的に何の違和感も無く世間で使っている言葉である。でも言われてみると、女性の社会進出は目覚ましく、ばりばり仕事をしている人は多い。
外でも家でも男女は対等なのだ。いやむしろ女性が優位と感じている人も多いのではなかろうか。
定年して主夫をしている友人の中には、連れ合いを「女王様」と言っている位だ。

リクルートの調査によると、外で他人に話すときの配偶者の呼び方は、男女で以下のようになっている。
【男性】
1位:嫁・嫁さん(33.6%)
2位:名前・家内(各10.0%)
4位:奥さん(8.8%)
5位:妻・かみさん(各8.6%)
7位:女房(7.8%)
8位:うちの(4.4%)
9位:ニックネーム(2.6%)
10位:お母さん・ママ・お母ちゃん(2.2%)

【女性】
1位:旦那・旦那さん(33.6%)
2位:主人(28.6%)
3位:お父さん・パパ・おとうちゃん(9.6%)
4位:名前(9.2%)
5位:夫(7.8%)
6位:ニックネーム(5.4%)
7位:うちの(1.8%)
8位:姓(1.4%)
9位:呼ばない(0.8%)
10位:相方(0.6%)

実に様々な呼び方があるが、男性は「嫁」「家内」「名前」の3つ、女性は「旦那」「主人」の2つで半数超え、これらが主流であることがわかる。
結婚にしても「通い婚」「週末婚」「契約婚」「事実婚」「同姓婚」「別居婚」「卒婚」など形態は多様に変化しつつある。また国際結婚は当り前、結婚したら同じ苗字で、同じ家で一緒に暮らしていくという既成概念も変わりつつある。

お互い見下すような言い方はどうかと思うが、主人や嫁が賞味期限が終わったとは言い難い。
持ち上げて、実権は握っている、そんなしたたかな人もいる。
日本語は難しく、時代の変化で死語となる言葉もあるが、新語とてどうかと思われる言葉も多い。
判断の基準は「常識」だ。美しい日本語は残したい。

あなたは、家では、外ではどう呼んでいますか? 災い無きようご注意ください。
[ 2018/12/12 14:40 ] コラム | TB(0) | CM(0)

山茶花と椿

さざんかつばき

♪さざんか さざんか さいたみち
 たきびだ たきびだ おちばたき
 「あたろうか」「あたろうよ」
 しもやけ おててが もうかゆい


ご存じ童謡「たきび」だ。
晩秋から初冬にかけて目を楽しませてくれた「山茶花」もバラバラと散り出した。
山茶花、元々は沖縄・西日本に咲く白い花である。
ツバキ科の一種であり、日本生まれの花だが、最近は品種改良で赤やピンクなどバリエーションも多様だ。
寒さにも負けず咲く姿から「困難に打ち勝つ」「ひたむきな愛」「理想的な恋」の花言葉が添えられている。
だからか散る姿は儚さを感じます。

♪咲き乱れて ぽとりと落ちる椿よ
 枯れることも 萎れることもしないで
 美しい姿で 自ら切り落とすの
 永遠でいたいの そう告げるように…
 ひらひらと 舞い散るような 命はいらない


女性シンガーソングライター柴田淳の「椿」である。
これからは「椿」の季節。季語では山茶花は冬、椿は春である。
椿は万葉の昔から親しまれている、日本原産の植物、全国的に咲く。
代表はヤブツバキである。
花の色は、白やピンク、赤や赤紫だが、改良され多様な種類がある。
山茶花の葉はギザギザで花は大きく開いて咲く。
椿の葉はつるりと丸みを帯び、花は完全に開ききらずカップ状に咲くのが多い。
花言葉は、「控えめな優しさ」「控えめな美しさ」「誇り」。詫び・さび。
格調の高い花であり、一期一会の心も映し出すことから茶人好みの花として、茶席の主流になっている。
[ 2018/12/11 09:53 ] 季節のたより | TB(0) | CM(0)

白鳥神社のおみかん焼き

みかん焼き1

昨夜から急に冷え込んできた。冬到来、12月らしい気候である。

日本武尊の霊が白鳥となって舞い降りた、という伝説が残る氏神の「白鳥神社」。
今日8日は、「お火焚(ひたき)祭」、通称「おみかん焼き」の日だ。
幕末、弘化年間から行われている特殊神事である。
1年間使ったお守りやお札、しめ縄など納められた神具類を燃やすのだ。
神昇げの神事も行った“ありがたい火”単に焼くだけではもったいない。
この火で“みかん”を焼くのだ。朝6時から夕6時まで行っている。
焼いたみかんを食べると一年中風邪をひかず、健康で暮らせるといわれている。
生で食べるより確かに甘い、栄養も凝縮されていて免疫力もUPするのではないか。
香川県内はインフルが流行入りした。焼きみかんいいかも。

みかんは神社前で売っている。一刺し7~8個、700円は少々お高いが御利益があるからね。
長い竹に挿してある。若い竹だと焼いている途中に曲るので2年物を使っているそうだ。
地元はもとより近県からも来て賑わっている。お参りは焼く前、焼いた後様々だ。
小みかん?と思いきや”きんかん”境内に何本かある。神木?いやここは楠木だ。

みかん売り場1みかん売場2
焼き2焼き3
境内お参りきんかん

「お火焚」は旧暦十一月に江戸時代から京都を中心に行われてきた神事。
参拝者は火焚串を奉納し、それを焚いてもらう。
火の持つ霊カによってけがれや罪を祓い、心身を清めるといわれている。
元来は宮中の重要行事である新嘗祭(収穫祭)が民間に広まったもの。

もう一つ、「お焚き上げ」といえば「どんど焼き」だ。
1月15日の「小正月」に正月飾りやお守りなどを集めて燃やす行事。これも無病息災を祈る。

白鳥神社では小正月に「どんど焼き」は行っていない。お札などを納めても焼くのは12月だ。
内容からすると、お火焚が主でどんど焼きも併せ持つ、ということだろうか。

[ 2018/12/08 13:17 ] 地域のたより | TB(0) | CM(0)