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桜が咲いた

陽光、初桜

♪薄紅の花びらひとつ
 手の平から 零れて舞うよ
 見上げればきのうの雨に
 打たれてても 咲き誇る花
   
   
 

     「桜が咲いた」  作詞:歌凛 作曲:馬飼野康二

傘なくもぬれながら見る初桜 (政岡子規)

“桜の花の咲く頃は、うらら、うららと、日はうらら”というが生憎の春の雨。
昨日、間もなくと書いたが陽光桜が一輪咲いた。
彼岸の二日目の初花、初桜である。
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[ 2019/03/19 12:45 ] 草木 | TB(0) | CM(0)

彼岸入り

陽光桜芽吹く

入り彼岸残る寒さに愚痴こぼす (小野寺節子)
毎年よ彼岸の入に寒いのは(正岡子規)


「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるが、昨日は冬に後戻り春時雨、風も強く寒かった。
今日も最低気温が3度、最高が13度。10度も差がある。
それでも日中の日差しは次第に暖かくなってきており、桜前線もまもなくスタートする見込みです。
庭の桜のつぼみもかなり膨くらんできた。間もなく開花するだろう。

彼岸入り眠る祖先に語りかけ(笠井美和子)

今日は雑節「春彼岸の入り」。24日までの7日間が「彼岸」の期間となる。
中日の21日が「春分」、昼間と夜が同じ位の時間となる。
真西に沈む夕陽の向こう側にある彼岸(極楽浄土)に向って先祖を偲びます。
同時にお彼岸の7日間は極楽浄土へ行けるための六つの善[六波羅蜜(ろくはらみつ)]を行います。
今日の初日「彼岸の入り」が布施(親切)、2日目が持戒(言行一致)、3日目が忍辱(忍耐)、4日目の中日は先祖に感謝する日として仏壇・お墓参り、5日目が精進(努力)、6日目が禅定(反省)、7日目の「彼岸の開け」が智慧(修養)です。

墓守は誰に継がせむ彼岸入 (柴田正子)

今日は仏壇とお墓の掃除をしよう。1692(元禄5)年から10代続いた我家も私で絶える。
長女は、私たち娘に迷惑をかけないよう全て終いをしておくように、それが父としての終活だと。頭が痛い。
先祖には誠に申し訳ないが、“生あるものは何れ死す”家だって同じである。
少子化の現在、私と同じ悩みを抱えている方も多いのではなかろうか。
真西に向って“ごめんなさい”と言っておこう。
[ 2019/03/18 08:41 ] 季語・歳時記 | TB(0) | CM(2)

春の味~土筆(つくし)~

土筆13年

お彼岸や心の丈に土筆摘み (森澄雄)

「つくしんぼう」、春の風物詩であるが、この田舎でも親子連れで摘む姿は見かけなくなった。
古くは「つくづくし」といいった。「つくし」はそれを略したものである。
「つく」とは「突く」、地面から突き出ること。
「土筆」は土から出てくるその姿が筆に似ているから、当て字である。

♪つくし、誰の子、杉菜の子・・

の童謡にあるように、つくしはスギナの子供である。
スギナは農家においては「厄介な雑草」なので除去、で最近は少なくなったのか?
産直ではパックに入れて販売している。考えられない。

採るよりも処理がやっかいだ。
一本一本軸にある鞘(はかま)をむしり取り、水に放し何度もよく洗い、茹でて灰汁を取り、水に放す。
指先は汚れなかなか取れない厄介物であもる。

それだけに春の珍味を味わえる。
一番は「卵とじ」であろう。きんぴら、天ぷら、佃煮、味噌汁もいい。
菜の花の一緒にパスタにしても合う。ほろ苦さは春ならではの味わいである。

明日は「彼岸入り」、初物はまずは仏壇にお供えしよう。
[ 2019/03/17 09:32 ] 季節のたより | TB(0) | CM(0)

飯蛸(イイダコ)

いいだこ

なにか佗し飯蛸の飯とぼしきも (市場基巳)

イイダコが盛期を迎えている。
とりわけ波穏やかな瀬戸内海物は身が柔らかく風味が良いので特産地として有名だ。
香川を代表する味覚、郷土料理である.

体長5~20cm程度の小型のタコ。
春にはメスの頭の部分(本当は胴部))に飯粒とそっくりな卵が一杯になるので名前が付いた。
里芋と煮る「いもたこ」、屋島山上の名物「いいだこおでん」、セルフうどん店の「いいだこ天ぷら」がベスト3だ。
観光客用にイイダコの煮付けも販売している。

刺身で食べることもできるが、ワケギとの「酢味噌和え」、本来ならマテ貝の煮付けと和えるがイイダコも美味しい。
和だけでなく工夫次第で洋・中にと多様に使える。

だだ、近年は水揚げ量が減り、高級食材となりつつあり、1P7~800もする。
メスは飯の部分、オスは飯が入っていない分旨味がある。

最近は墨抜きで売っているので苦手な人にはいい。
墨抜きは水の中で、ぬめりは塩で揉むと硬くなるので片栗粉を使うといい。
煮るには水よりサイダーを使うと柔らかく旨味も増す。

[ 2019/03/16 15:54 ] 食材 | TB(0) | CM(0)

善覚寺[真宗興正派]探訪

中川大兄から「善覚寺さんの涅槃桜が見頃を迎えた。先般奉納した故窪田東堂さんの版画も掲げてある。
ご覧下さい」との連絡を受けた。
今日(13日)は風は強いが良い天気なのでの引田(東かがわ市東部)にある善覚寺に向った。


涅槃1涅槃2

門を潜ると目の前に、鐘楼の横にと満開である。いい香りが境内を包んでいる。
昨年3月10日付ブログで紹介したので思い出される方もいるでしょう。

中川大兄が窪田さんの奥様から譲り受け、当寺に奉納した仏教版画は本堂の右室に飾られていた。
本堂壁面には昨年10月15日に紹介したように東堂師の色紙2枚があり、近々その横に掲げられるという。
なお、大兄の友人Dさんが彫られた福禄寿も安置されている。


版画2版画1

「己の愛しさを知るものは、他の者を害してはならない」 相應部経典とある。
相應部経典とは、お釈迦様の教えの全てが書かれている最古(紀元前1世紀頃)の経典。
四部のうち第3番目の経典である。
古代インドの国王夫婦は人も羨むほど仲が好かった。ある夜、王は妃に「この世で汝の一番愛しい者はだれか?」と尋ねた。妃は「王よ。私にはこの世に自分より愛しい者はございません」と応えたという。
気落ちした王はお釈迦様にどうしたものかと問うた。
釈迦は「人は誰も己より愛しいものを見つけることは出来ないものだ。他の人にあっても自分という者はこの上なく愛しいものである。 自分の愛しさを知る者は他を害してはならない」と諭されたと言う。
これが相應部経典に書かれており、窪田師は引用したのである。

版画は仏さまが右手に蓮の花を持ち、左手先には龍がいる。
「池の中に蓮華あり、大きさ車輪の如し」浄土宗の大切お経、「仏説阿弥陀経」の一節である。
極楽には蓮の華が咲き、仏さまは蓮台(れんだい)に立っており、頭にも載せております。
花といえば桜ですが、仏教で花といえば「蓮の花」なのです。

一方「龍」はお釈迦様が誕生された際に守護をしたと伝えられます。
龍神は仏法の守護神なのです。
浄土真宗の祖、親鸞聖人は、著「浄土和讃」の中で、
「南無阿弥陀仏をとなふれば 難陀(なんだ)・跋難(ばつなん)大竜(だいりゅう)等
無量の竜神尊敬(そんきょう)し よるひるつねにまもるなり」

と、他力念仏を喜ぶ人々の守護神として龍を詠まれている。

ご住職は「お釈迦様の言葉は、人間は一人ひとりが人間として尊厳が有り、尊ぶべき存在ということでしょう。
仏さまにとって蓮や龍は大切なものなんです。有難いことです」と話された。
中川大兄はここまで洞察して選ばれたのだ。識別眼の高さには驚く。流石です。

4月8日はお釈迦様が誕生した「灌仏会(かんぶつえ)」、花祭りを迎える。
花に囲まれたお御堂に安置された天上天下の姿の釈迦誕生像に甘茶を注ぐ、それは龍神が天から香水を降らし、沐浴させたとの故事に准えているのである。
「唯我獨尊(ゆいがどくそん)」、お釈迦が誕生した時に言ったとされる言葉である。
“この世で自分ほど偉いものはいないと自惚れること”と解釈されているが、本来の意味は“我々人間の命に差別はなく、人間性も含め皆、平等に尊い”ということです。

最近はどこかの国の大統領の出現で自国ファースト、自分ファーストの方向に向きつつあります。
どこかの委員長も同じである。俺が俺がの独りよがりの施策は人間らしさを奪うことになりはしないか。
人間社会は平和と幸福を実現することを基本理念に置くべきである。
お釈迦さまの根本思想もここにある。

帰り際、ふと見ると「平和の心」と彫られた石碑があった。まさしくこれだ。
涅槃桜に盛んにシャッターを切る方もいる。知る人ぞ知るだ。
JR引田駅からも近い、井筒屋敷、古い町並み、安戸池等々、体験見所一杯の引田です。
是非「善覚寺」にもお立ち寄り下さい。



窪田画私に

この版画は私にと大兄が選び奥様から頂いたものである。
感謝感激「円満・平和」と名付け、掲げている。
[ 2019/03/14 07:16 ] 地域のたより | TB(0) | CM(0)