讃岐一刀彫~ミニ達磨~

根付

尊敬する中川義博兄から讃岐一刀彫の「ミニ達磨」を頂いた。
“病気治癒の魔除けにどうぞ”というわけだ。
何と有難いことか、四国霊場への祈念といい感謝の念に堪えない。

香川県には伝統的工芸品が多くある。
国指定の「香川漆器」、蒟醤(きんま)・彫漆(ちょうしつ)、存清(ぞんせい)、後藤塗、象谷塗
の五つと「丸亀うちわ」は全国的に有名である。

その他にも木工・竹細工、一閑張、焼物、石製品、織物、染物、人形をはじめ、
数多くの伝統的工芸品がある。

一刀彫は宮大工が御残材を使って大黒などを彫り始めたのが起源といわれている。
伊勢や奈良、飛騨が有名であるが、どっこい讃岐を忘れて貰っては困る。
讃岐一刀彫は1837(天保8年)年、金刀比羅宮の旭社建立時に、全国から集まった
宮大工が彫の腕を競い合ったのが始まりと言われている。

素材はクスノキかトチの木、10年以上自然乾燥させた材を用い、
多彩なノミを駆使して彫ったものである。

頂いたのは達磨の根付である。
他には観音様、七福神、般若、天狗など縁起物が多い。
横15㎜、縦22㎜のごく小さいものであるが、見ての通り一刀一刀ノミの跡がある。
手彫り、一つ間違えばそれで一貫の終わりである。
彫るのには相当の熟練と集中力がいると思う。
一つひとつが世界に一つしかないのである。

彫られたのは元同僚の方である。
彫っている時は無心で居られるという。
また、その方が彫られたものには縁起がいいという言い伝えがあるそうだ。
何とその一つを頂いたのである。
貴重でこれほどありがたいことがあるだろうか。
私は一面識もないが、この場を借りて感謝申し上げたい。
お守りとして常に所持しておきます。

中川さんはお遍路旅の魔除けのオマジナイに携帯されるという。
併せて頂いた七福神の一つ「福緑寿(ふくろくじゅ)」は家に飾るのだそうだ。
きっと三徳が宿るだろう。
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[ 2017/02/26 12:23 ] 作品 | TB(0) | CM(0)

梅を楽しむ

公園13

今冬はことさら寒さが身にしみる。
年のせいだろうか?

各地から春を知らせる梅だよりが聞こえる。
梅の香を聞かなくてはなるまい。
梅の名所、国の特別名勝「栗林公園」を訪ねた。

栗林公園は初代高松藩主・松平頼重(よりしげ)公(水戸光圀公の兄君)から
約100年の長き歳月に渡って造園されたものである。
水戸の偕楽園は9年、岡山の後楽園は13年。
日本一の庭園なのだ。
約170本(白系:65%、赤系:35%)の梅が咲き誇り、今が一番の見頃であるである。

公園007 公園019
公園012 公園014
公園015 公園018

日本に梅は自生しない。
天平時代に遣唐使が薬用として持ち帰ったものである。

♭梅は咲いたか 桜はまだかいな~

春の花といえば、桜だが、万葉の時代は梅だった。
咲き乱れ直ぐに散っていく桜と寒さに耐えながら長く咲き続ける梅、
どちらが好きでしょうか。
梅と鶯、香りもいい、実も食べられる。
桜は・・・?

梅を詠んだ有名句といえば・・

春さればまづ咲く宿の 梅の花 ひとり見つつや春日暮らさむ(万葉集:山上憶良)
わが園に梅の花散る ひさかたの天(あめ)より雪の流れ来るかも(万葉集:大伴旅人)
人はいさ心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける(古今集:紀貫之)
月夜にはそれとも見えず 梅の花香をたづねてぞ知るべかりける(古今集:凡河内躬恒)
東風吹かばにほひおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ(拾遺和歌集:菅原道真) 
君ならで誰にか見せむ わが宿の軒端ににほふ 梅の初花(金槐和歌集:源実朝)
柴の庵によるよる梅の匂ひきてやさしきかたもある住ゐかな(山家集: 西行法師)
大空は梅のにほひに かすみつつ くもりもはてぬ春の夜の月(新古今集:藤原定家)
いく里の人にもをくれ春かぜのさそふ につきぬ梅のにほひは(吉田兼好
)

春もややけしきととのう月と梅(松尾芭蕉)
しら梅に明(あく)る夜ばかりと なりにけり(与謝蕪村)
今日来ずば明日は散りな む梅の花(良寛)
梅一輪一輪ほどのあたたかさ(服部嵐雪)
白梅やひと日南をあこがれぬ(石川啄木)
道ばたの風吹きすさぶ野梅かな(高浜虚子)  


あたりであろうか。

菅原道真はこよなく梅を愛した代表である。
晩年に福岡の大宰府に流され、都を立つときに詠んだのが上記の句。
後に梅の木が道真公のいる大宰府まで一晩で飛んで行ったという。
「飛梅(とびうめ)伝説」ともなり、殊に有名である。
この梅の木は現在も太宰府天満宮にあり、「飛梅」と呼ばれている。

道真公は讃岐にも縁がある。
886年から4年間もの間、讃岐国司の長官として讃岐守を務めている。

今日、2月25日は道真公の薨去(こうきょ)、亡くなられた日、命日である。
太宰府天満宮では「飛梅講社大祭」が、
京都の北野天満宮では、「梅花祭と梅花祭野点大茶湯」が催される。
道真公をまつる天満宮は全国各地にあり、野外でお茶をたてる野だてなどの
催しが行われる。
主菓子には多彩な梅意匠の和菓子が使われるのであろう。

梅見は桜と違い清楚な趣があります。
桜の花見は男性的、梅の花見は女性的と思うのは私だけか!
女性の皆様、まだの方はお近くの梅の名所に出かけてみてはいかがでしょう。
[ 2017/02/25 14:47 ] 季節のたより | TB(0) | CM(0)

早春賦(そうしゅんふ)

今日はまた冬に逆戻り。
暦の上ではもう春ですが・・・というアナウンスも消え、雨水も過ぎたのに冷えています。

雪のうちに春は来にけり鶯のこほれる涙今やとくらむ(二條の后)
春たてば花とや見らむ白雪のかかれる枝に鶯の鳴く(素性法師)


日本人は、暦と実際のズレを妙趣として詠んできました。

昔も今も人々は春を待ち望んでいたのですね。
古人は暖房のある現代人より、待つ気持ちはもっと強かったでしょう。

この時期になると決まって思い出される歌が「早春賦」。  

春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず

氷解け去り 葦は角ぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空

春と聞かねば 知らでありしを
聞けば急かるる 胸の思いを
いかにせよとの この頃か
いかにせよとの この頃か


早春賦

早春賦
名曲ですね。

作詞は吉丸一昌、作曲は中田章により、1913年(大正2年)に発表された。
「日本の歌百選」にも選ばれています。

“時にあらずと 声も立てず”“今日も昨日も 雪の空”“いかにせよとの この頃か”
これをリフレインしている。
春を待つ気持ちが一層強調されています。
そこがいいですね。

今は苦しくても必ず「春」が来る、きっと来る。
志、夢、思、心、願、希望、恋・・・
これから先も多くの日本人がそう感じ続けるのでしょうね。

病も気持ちを強く持ち戦えば良くなるのだ。
私の応援歌と思っている。

歌碑が讃岐からいえば春の訪れは遅い長野県の北アルプスを望む場所に建っている。
いつか訪れたいものである。
[ 2017/02/24 11:59 ] コラム | TB(0) | CM(0)

富士山とふろしき?

今日は2月23日。
その語呂合わせから、「富士山の日」である。

静岡県・山梨県がそれぞれ設定している。
富士山は古来、日本人に愛され崇められ、世界文化遺産にも登録された。
静岡県では「県民の皆さんが富士山について学び、考え、想いを寄せる日」として、
一部公立学校では休校する。
半祝日?とはね。

日本文化の象徴だけに、全国には約300の富士山があるそうだ。

香川県にも7つほどある。
「讃岐七富士」と呼ばれている。

讃岐富士(飯野山:いいのやま)
三木富士(白山:しらやま)
御厩富士(六ツ目山:むつめやま)
羽床富士(堤山:つつまやま)
綾上富士(高鉢山:たかはちやま)
高瀬富士(爺神山:とかみやま)
有明富士(九十九山:つくもやま)
の7つである。

特に有名なのが飯野山(いいのやま)である。
丸亀市のシンボルとして、讃岐平野の美山の象徴として県民に愛されている。
標高422mの小さな富士山である。

飯野山丸亀市役所

2005年に「新日本百名山」に選定されている。
富士山の日も意識したのか、2010年に丸亀市観光協会が標高に合わせ
4月22日を「讃岐富士の日」と制定している。
片道約1時間で登れる気軽さから、ウォーキングやハイキングに人気の山であり、
山頂からは穏やかな瀬戸内海が一望できる。
丸亀には2年間住んでいたが登ったことがない。
金毘羅さんから見る景色が好きだ。

暁に駒をとどめて見渡せば讃岐の富士に雲ぞかかれる( 昭和天皇)
讃岐にはこれをば富士といいの山朝げ煙たたぬ日はなし(西行)
稲むしろあり飯の山あり昔今( 高浜虚子)


もう一つは、「つ(2)つ(2)み(3)」(包み)の語呂合せから「ふろしきの日」である。
今時風呂敷なんて古臭い、ダサイなんていう人がいようが、どっこいニューウエーブ。
東京2020オリンピックの公式オリジナル「ジャパンプレミアム」グッズになっている。
これを東京都の小池知事がスカーフとして身に着けて登場。
発売即日完売、品切れ状態なのだ。
使い方一つでとても粋でおしゃれに見せることができます。
小池さんはオリンピックで風呂敷外交をするのでしょうね。世界をも包み込む。

紙袋やレジ袋こそダサイかもしれませんね。
風呂敷は単に包むだけでなく、リュック、ハンドバッグ、ショルダーバッグに、球包み、
ブック包み、ワイン包み、ペットボトル包み、バスケット包み、かくし包み、巻き包み、
花びら包みなど多彩な包み方ができます。

生地も色もデザインも多様です。
何しろコンパクトです。

上手に使えば街で注目の的間違いありません。


風呂敷展
[ 2017/02/23 13:45 ] 記念日 | TB(0) | CM(0)

花粉シーズン到来

ことしも花粉の季節がやってきた。

遺伝なのか、学生の時から鼻が悪い。
高3の時、蓄膿症が悪化し勉強どころではなく、夏休みに手術した。
その後も3度も手術するなど鼻づまりに悩まされ続けた。

3年前、左鼻が何度も詰まるので、対処療法をする開業医に見切りをつけ、
大学病院を受診した。
蓄膿手術をすると空洞ができ、長年かかって乳頭腫が沢山できていた。
腫瘍を検査すると約4割の確率で悪性化すると言われ手術をした。

腫瘍を全滴するには鼻の内部はもとより、頭蓋骨や眼と接するギリギリの
ところまで切除する。4時間の手術だった。
手術の途中に頭蓋骨にひび割れを起し、接着するのに牛から取ったものを
使うと言うので家族が呼ばれサインまでさされた。

2週間後退院し、直ぐに別の病院で定期の血液検査をすると、
白血球が上限を遥かに超えていた。
主治医は手術と関係があるのではないかと言われた。

退院後、外来受診すると、髄液漏れを起こしていた。これが原因だったのだ。
急遽脳外科に回されそのまま入院。寝たままの2週間は誠にしんどかった。
ネットで調べて見ると、「乳頭腫の手術は髄液漏れを起こす危険性が高いので
特段の慎重さがいる」と書いてあった。
要は失敗したのだ。

勿論医師は失敗しましたとは言わない。
経過観察のため定期的に受診しているが、対応がすこぶる低姿勢で親身である。
案に物語っているように思う。

美しき名を病みてをり花粉症 (井上禄子)

前置きが長くなったが、もはや、日本人の4人に1人が花粉症と言われる時代だ。
昔は無かったように思う。今や国民病だ。

気象庁は16日“花粉シーズン”に入ったと発表。
ピークはスギ花粉が3月上旬から中旬、ヒノキ花粉は3月下旬~4月中旬と予想されている。
西日本では昨年の4.4倍、平年の1.3~1.5倍になり、3年ぶりの大量飛散になるという。

春日和は絶好の花粉日和。春一番も吹き、風が強い日は、かなりの量の花粉がやってくる。
そんな日は外出しないのが賢明である。一日の内、昼と夕方、2回ピークがある。
外出してもマスク、帽子、メガネは必須、服装も、花粉が付着しにくいすべすべした
素材の着用。玄関には掃除機を置いて花粉を吸いこますのがベストだ。
勿論、窓は開けない、洗濯物は室内干しだ。

今日は「アレルギーの日」である。
また前後1週間 (毎年2月17日~23日)を「アレルギー週間」として全国で様々な
活動が行われている。

手術前は花粉症に悩まされていたが、一昨年前、シーズン前から点鼻薬、アレルギー薬、
眼の点眼液2種を処方されてからはかなり改善された。

皆さん、油断はいけませんぞ、自ら花粉から身を守りましょう。

[ 2017/02/20 17:40 ] コラム | TB(0) | CM(0)